東京・大島町では、台風26号に対する警戒態勢をとっていましたが、住民への避難勧告や避難指示を行っていませんでした。 大島町によりますと、町は台風が近づいていた16日午前2時に、非常配備体勢を取って職員を集め、警戒を強めていました。 大金沢は、午前3時20分ごろに氾濫し、その直後の26分に、警察から町に対して避難勧告を行うよう要請されました。 しかし町は、避難の指示や勧告は行いませんでした。 これについて大島町の担当者は、「住民には、災害時には、町内に6つある町役場の出張所に自主避難するよう日頃から周知していたので、今回、特に避難の呼びかけはしなかった」と説明しています。 町が、防災無線を通して呼びかけたのは、「風で飛びそうなものは整理してほしい」や「大金沢が氾濫した」ということでした。 また、大金沢が氾濫した2時間近くあとの午前5時18分に、災害対策本部を設置しましたが、町長と副町長は公務