海上保安庁は4日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)付近の噴火活動により、約0.4平方キロの陸地が形成されたと発表した。これにより、島の面積は約0.6平方キロと、東京ドームの13倍の広さになった。 噴火は昨年11月、西之島沖合で確認された。当初は陸地部分が新島として拡大したが、年末に西之島と一体化していた。新たな陸地は3日時点で東西約850メートル、南北約700メートルに及ぶという。 島の拡大により、同島を基点とした領海は南側が約10平方キロ拡大したほか、同島西側の排他的経済水域(EEZ)も数平方キロ広がった。海保は、噴火活動が収まり次第、島を測量して海図に記載し、新たな領海などを確定させたい考えだ。