台風21号が近づく中で行われた第48回衆議院選挙。結果は、自民党が選挙前と同じ284議席を獲得し大勝、民進党が分裂して新しく設立された立憲民主党が野党第1党に、小池東京都知事が代表を務める希望の党が選挙前議席を下回る50議席などという形になりました。 解散から投票日まで3週間余りの短期決戦となった今回の選挙で、有権者は、各党の主張や安倍首相の政権運営などをどのように判断し、投票したのでしょうか。全国の4000か所余りの投票所で行った出口調査(※1)の結果や国勢調査のデータを基に分析します。 (報道局選挙プロジェクト 久保隆 ネットワーク報道部 栗原岳史 斉藤一成) まず、投票した人たちがどの政党を支持しているのか、全国の集計結果を見てみます。 上段が今回、下段が前回2014年12月の第47回衆議院選挙のデータです。今回、前回ともに自民党は42%、公明党は5%と、与党の支持層の割合は同じでし