日々、鉄道やバスを使っていると、乗り換えでストレスを感じることが少なくない。 たとえば、乗り換えで鉄道会社が変わればその度にきっぷを買い直したり、ICカードのチャージ額を気にしながら改札機を通ったりすることになる。駅からバスに乗り換えようとしても乗り場がわからない。運行状況は会社ごとに提供されているため、アプリやホームページをいくつも見ないといけない。 人によってはこうしたストレスが嫌で、クルマを選択するということもあるはずだ。しかし、鉄道、バス、地下鉄が乗り放題のパスがあり、1つのアプリで乗り換え案内や運行状況がわかるとしたらどうだろうか。 実は日本のすぐ隣、台湾ではまさにそんなサービスが始まったばかりだ。 地下鉄から自転車、フェリーまで 台湾の南部に位置する高雄市。天然の良港である高雄港を持ち、日本統治時代に発展した。市の面積は約2950平方kmで、人口は約280万人を誇る。ただ、これ