「Uber(ウーバー)のドライバーでもやろうかしら?」 最近、筆者が住む米国でよく耳にするのが、こんなつぶやきである。 Uberとは、ご存知の通り、新手のライド・シェアのサービス。普通の人々が自分の車を使ってドライバーになり、客を取って目的地まで届けるというものだ。場所によってはタクシーよりも便利なうえ、オンデマンドで車がやって来て、自分の目の前に横付けされるという高級感も人気を呼んでいる。 一般人が一般人相手に商売をする。インターネット上のしくみを利用してそうしたピア・ツー・ピアのビジネスを可能にするUberのプラットフォームによって、誰もがちょっと空き時間にお小遣いを儲けることができるようになった。かくして冒頭のようなつぶやきが誰の口からも出てくるようになったというわけだ。 確かにイノベーティブ Uberのサービスのしくみはこうだ。まず、スマートフォンにUberのアプリをダウンロードす