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ブックマーク / www.1101.com (8)

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム<ある没になったコピーの思い出>

    <ある没になったコピーの思い出> 『人材、嫁ぐ。』 これは、昔、ぼくが書いて没になったコピーだ。 当時の西武百貨店を中心にした 西武流通グループの企業広告のために書いたものだ。 そのころの一般的な企業では、 女性の働く機会というのは、 かなり限られた条件のなかにあった。 仕事を持った女性でも結婚すると 「寿退社」などと呼ばれて、 退職するのが常識のようになっていた。 企業のそういう現状があるなかで、 西武流通グループは、 結婚をして出産した女性が、 子どもに手がかからなくなってから 「再就職」のかたちで職場に復帰しやすいような 新しい人事システムを、つくりはじめていた。 このことを新聞媒体を使った 企業広告シリーズの 次のテーマにしようということで、 ぼくらの仕事はあった。 西武百貨店宣伝部の人たちと、 ぼくら制作者チームとで、何度かの打ち合わせを持ち、 ある程度表現の方向が決まってから、

  • 福島第一原子力発電所へ。 - ほぼ日刊イトイ新聞

    震災から5年が経とうとするある日、 1通のメールが届きました。 ちいさな縁はつながって、 福島第一原子力発電所のなかを 視察できることになりました。 約3時間の視察。 そこで、見たこと、感じたこと。 すこし長いレポートになりました。 担当は、ほぼ日の永田です。 福島第一原子力発電所がどういう存在であるかは 見る人の立場や考え方によって、 さまざまに変わってくるのだと思う。 事故のあった原子炉として語られることもあるし、 ある思想の象徴としてとらえる人もいる。 そこに好きとか嫌いとかの感情や、 是か非かみたいな主張が交ざると、 さらに複雑な見え方をすることになる。 福島第一原子力発電所は、いわば多面的な存在で、 だからこそ、それについてなにか書くときは、 なんとなく前置きや注釈を添えなければならず、 そこが、すこし、ややこしい。 昨年の11月、糸井重里と、 原子物理学者の早野龍五さんとともに

    福島第一原子力発電所へ。 - ほぼ日刊イトイ新聞
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    michiki_jp 2016/03/12
    11月の取材からここまで時間をかけて作られた記事ということはよく分かった。ページ分けされていないのもとても良い。個人的には、最後の風景だけは入れない方が良かったと思うが、それはそれということで。
  • 宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。

    糸井 全体の2割の商品の利益が 残りの8割を支えているとして、 その「2割のもの」が 宮さんの言う「筋がいいもの」ですよね。 宮 はい。 糸井 「筋がいい」という話は 宮さん、ずっとしてますよね。 もう、30歳代のころから。 宮 前からしてますよね、ずっとね。 糸井 で、その都度、 「まぁ、わかんないんですけどね」 って言いながら、ちょっとずつ、 ことばになってきているというか。 宮 わからないので、デカの勘とか言ってます(笑)。 ここ数年でわかったことでいうと、 「筋がいいね」って言ったときに 「うん」って言う人と言わない人がいて、 それは、趣味の問題ではなくて、 「同じ問題意識を持ってるかどうか」なんです。 糸井 あーー、うん、うん。 宮 そこの共有ができている人だと、 「筋がいい」の意見が合う。 まったく合わない人は そもそも「問題意識」が合ってない。 糸井 それは、そう

    宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。
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    michiki_jp 2015/12/16
    “ほんと、ひどい目に遭ってます(笑)。” 泣ける
  • 宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。

    糸井 いま、任天堂から発表されている さまざまなことは、 きっと、岩田さんがいたころから ずっと話し合われていたことなんでしょうね。 宮 そうです。 糸井 つまり、きちんと準備してたことばかりだから、 岩田さんがいなくなったから 強引にやらなきゃ、みたいなことはなくて、 やりかけていたことをきちんと進めるだけで おもしろいニュースになるというか。 宮 そうなんです。 だから、岩田さんがいなくなって、 「この先、どうなるんですか?」って 心配してくださるファンの方も いらっしゃるんですけど、 開発的には、まぁ、だいたい3年くらいは、 もうやることはだいたい決まってるので。 糸井 そうか、そうか(笑)。 宮 大きくいえば5年くらいは まったく慌てなくてすむというか。 スタッフがごっそりいなくなった、 というようなことではないので、 予定していたことを進めながら、 3年とか5年とかのあいだ

    宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。
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    michiki_jp 2015/12/10
    “山内さんの存在は変わらないので‥‥ ああ、それで、世の中の銅像って、できるのか。 そうかぁ‥‥。”
  • 宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。

    糸井 ものをつくっていて、壁に当たって、 「なんとかしなきゃいけない」というときに、 手を変え品を変えやっていくと、 自分の力が自分で思ってもいない方向に、 発揮できるじゃないですか。 そこで、なんていうか、やっと、 「はじめてのこと」がはじまるんですよね。 宮 そう、それがたのしいんですよ。 だいたいわかってることを 「予定どおり収める」ということだけに 苦労してても、つらいだけですからね。 なにがおもしろいのかな、っていうと、 あれこれやっているうちに 新しいことが生まれはじめて、 あ、これをやってるのがおもしろいんや、と。 糸井 わかってること、 できることだけをやってると、 「処理」になっちゃうから。 宮 やっぱり、処理じゃなくて、 「あれをしよう」「これをやろう」 ということをエネルギーにして、 進んでいくしかないと思うんですよね。 あの、たとえば、ものをつくっていると、 批

    宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。
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    michiki_jp 2015/12/09
    “たぶん、岩田さんがいても、 こうするんじゃないかなぁ。”
  • 宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。

    糸井 これからは、ぼくも宮さんも、 若い人たちを困らせるほうにいかないと。 いままでよりも、さらに。 宮 (笑) 糸井 そうじゃないと、もう、ぜんぶが、 できることの範囲に収まってしまうから。 宮 同時に、ぼくらも、若い人たちに 言えるだけのなにかをちゃんと持ってないとね。 こう、なんかひと言、言ったときにね、 「ああ、そうくると思ってました」 みたいなことを言われたりするんですよ。 「それも考えたんですが」とかね。 そういう予想を超えるようなことを言わないと。 糸井 もっと、自由で乱暴なことをね。 宮 そう、「あ、そうきますか!」っていうことを。 で、「そうきますか!」っていう反応が出ると、 やっぱり、プロジェクトは いい方向に進んでいくんですよね。 糸井 そうですね。 だって、「アイディア」って、 いままでなかったものについて しゃべってるわけだから、 言われたほうは、絶対迷惑

    宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。
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    michiki_jp 2015/12/08
    好きな言葉が多すぎて引用できなかった。確認し合う対談の流れに、岩田さんの空白を少しずつ埋めていく過程を見ているようで。
  • 宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。

    糸井 宮さんは「クリエイティブフェロー」という 役職になったんですよね。 宮 そうです。 といっても、仕事がまったく変わったわけではなくて、 まずは、じぶんのやりたいことをやって、 あとは、ひとつひとつの現場を見るというよりも、 うまくいってないところを見つける、という感じで。 糸井 いままでやってたことと似てはいますよね、きっと。 宮 似てますね。 じつは、この新しい組織の体制というのは、 急にできたわけではなくて、 ここ何年か取り組んでたことなんですよ。 もともとは、 岩田さんといっしょにつくったものなんです。 まぁ、その中軸に岩田さんがいましたから、 そこは大きく考え直しにはなったんですが、 全体の切り替えというのは、 わりとすっきりと進みました。 糸井 簡単にいうと、若いチームが のびのびとつくっていくかたちになるのかな。 宮 そうなるといいと思ってます。 やっぱり、30代

    宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。
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    michiki_jp 2015/12/07
    さらっと、カッコいいことを仰る。“こういうものは放っておくと なかなか前へ転がれないので、 けっこう強く押し出したんです。 それが、このゲームにおけるぼくの最大の仕事。”
  • 宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。第1回 まずは、その話をしましょうか。 - ほぼ日刊イトイ新聞

    『スーパーマリオブラザーズ』が ファミコン用ソフトとして発売されてから 今年で30年になるそうです。 その記念すべき年に発売された最新のマリオは、 Wii U用の『スーパーマリオメーカー』。 なんと、マリオのコースを自由につくれるソフトです。 マリオについて語っていただくとしたら、 やっぱり、どうしても、宮茂さんです。 糸井重里が久しぶりに会いに行きました。 顔を合わせてはいたふたりですが、 長く、深く話すのは、久しぶりのことでした。 たぶん、いろんな話が行き交うことになると思います。 そのはじまりに、糸井重里はこう言いました。 「思った通りにしゃべりはじめましょうか。」 糸井 今日は、大きなテーマとしては、 『スーパーマリオメーカー』について 久しぶりに宮さんと会って話しましょう、 ということなんですが。 宮 はい(笑)。 糸井 でも、きっとそれ以外の話も、やっぱり。 宮 はい、

    宮本 茂 × 糸井重里 ひとりではつくれないもの。第1回 まずは、その話をしましょうか。 - ほぼ日刊イトイ新聞
    michiki_jp
    michiki_jp 2015/12/04
    糸井さん以外に出来ないよね。“ 上手に、そこのところを、なんか、 やり取りとして、ふつうの話として出しちゃって、 ちょっと宮本さんをらくにしてあげる お手伝いもしっかりしたいなと思ってます(笑)”
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