以前より『震災をビジネスにするな』 などと述べてきたとおり、ビジネス先行で検証が後手になった事で、有効性が確認できないどころか、逆に住民に不安を煽ってしまった緊急地震速報や、先の中国四川省大地震もあって、日本国内での大地震への備えの意識も、再び強まりつつあるのではないかと推測します。 大地震への備えとしては、阪神大震災被災者として、以前にも震災10年目に思うで、"震災への備え”として述べていますので、重複する箇所もあるかとは思いますが、この機会に、実践的に役立つ大地震への備えとして、簡潔にわかり易くまとめておこうと思います。 個人的に記憶している内容から、ざっと思いつくままを書き連ねただけなので、他にも役立つ備えが多々あろうとは思いますが、何か参考になる点がありましたら、幸いです。 一人でも多くの世間、ご近所様と日頃から付き合え 直後は電話・携帯による連絡手段が取れないので、友人・知人や親
今月から、小麦の政府売渡価格が30%引き上げられ、パンやうどんなどの値上げが続いている。この説明として、農水省は「国際的な穀物価格の高騰が原因だ」と説明し、御用評論家は「こういうこともあるから、食糧自給率の引き上げが必要だ」と言っているが、これは本当だろうか。 農水省のホームページによれば、値上げ後の政府売渡価格は銘柄平均で69,120円/tである。この理由として、小麦の国際価格が「本年2月には10ドル/ブッシェルを超えて史上最高値を更新するなど、政府買付価格は大幅に上昇している」と書かれているが、ブッシェルというのは約27kgだから、10ドル/ブッシェルというのはトンあたりに換算すると約37,000円。政府は国際相場の2倍近い価格で売っていることになる。 それでも食料安定供給特別会計が逆鞘になったのは、この原価に25%の関税と、マークアップ(麦等輸入納付金)など約19,000円/tを
題目どうりですが、先日、1月28日に、関西電力が"CO2炭層固定化技術開発の研究成果について"を公式サイトにて公開しました。 CO2炭層固定化技術とは、二酸化炭素を吸収しながら、燃焼エネルギーとなる、メタンガスを取り出すと言う、地球温暖化対策をしながらエネルギー問題も解決できる、一石二鳥の技術として概要が紹介されています。 CO2炭層固定化技術は、 ・石炭層には大量のメタンが含まれ、 ・かつ、CO2の方がメタンよりも石炭への吸着特性が強く、CO2を注入することでメタンは分離される、という点に着目し、地下の石炭層に、CO2を注入・固定化し、閉じ込める一方で、それにより分離したメタンを回収するという技術。 参照:CO2炭層固定化技術の概要 ※PDF (現代の生活で例えるならば、お部屋の嫌な匂いを取り込みながら、いい匂いにする、消臭芳香剤のような物と思えばわかり易いでしょうか?) 今回の 関西電
今、世界的な規模でM&A(企業合併、買収)のブームが起こっている。国連貿易開発会議の発表によると、海外直接投資の額は3年間連続で増加し、2006年は前年比38%増の1兆3059億ドル。日本円にして約152兆円に達する。 ご存知の読者も多いだろうが、念のため「海外直接投資」について簡単に説明しておこう。海外直接投資は、その名の通り外国企業に投資をすることだ。ただし、通常の投資家による株の取引とは目的が違う。投資家は株の売買によって得られる売却益や配当が主たる目的である。それに対して海外直接投資は、経営にも積極的に関与していく意味合いが強い。そのため、企業合併・買収(M&A)はもちろんのこと、海外に法人を設立する、海外企業とパートナーシップを結ぶ、などの形態を取ることが多い。 上のグラフは2000年以降の海外直接投資額の推移を示したものだ。2000年をピークにずっと低迷していたのだが、IT
3年前ブログに、「アップルの本質は「あちら側」ではないのか?」というエントリを書いた。 簡単に要約すると、アップル、グーグルといったプレイヤーの主戦場は、単にネットのあちら側を争奪する戦いよりも大きなフレームで戦っているのではなか。そしてそのフレームとは、PCすら介さない「あちら側に繋がる直通経路」の争奪戦なのではないか?という内容だった。 ミクロなレベルでの予想は色々と外れているけど、今みてもマクロなフレームでの予想は当時考えた通りの展開になっていると思う。 アップルのi-phoneやApple TVはどちらも、PCを介さない直通デバイスとしての色をより濃くし、グーグルもAndroidやモバイル検索などの技術を生み出した。AdobeはFlashを単なるコンテンツから、全デバイスのOSレイヤ上を覆うアプリケーションプラットフォームレイヤーへと進化させようとしてる。 ましてや、Amazonの
最近、2,3の温暖化に関する執筆をしたので、その機会にもう一度「温暖化は日本の環境問題か?」を問い直してみた。特に「日本人が被害を受けるか」という視点で最初に考えて見たい。 もちろん、環境は世界の問題でもあるが、複雑な問題を一度に全部を考えるのは上策ではない。温暖化は21世紀の危機とも言われているので、このような巨大な問題は、順序を追うことにして、まず「日本」に限定した。 人間の頭は不思議なもので、いったん「こう!」と思うと、何が何でもこじつける傾向がある。温暖化が環境問題であることは当たり前のように思うが、もしかするとそうではない可能性もある。 そこで、まず「温暖化が怖い」と言われる理由をリストアップしてみた。そして次にリストから、「メルヘンに属するもの」、「日本に関係がないもの」、そして「被害が小さいもの」を除いた。 まず「メルヘン」であるが、「北極の氷が融けてシロクマが溺れた」、「日
もしかしたら、どこかで情報は見ていたのかも知りませんが、番組を見て少し驚きました。ゴミで食事を取る人たちの話です。 昨日、TV東京系のWBSを見ていたら、スーパーのゴミ箱をあさって、食材を調達している集団の映像が流れた。ゴミ箱をあさると言っても、腐っていたり汚れていたりなど、衛生上明らかに悪いものでは無く、包装紙やラップにくるんである物も含め、そのまま並べれば売れそうなものばかりのようだ。多くは賞味期限切れで捨てられる食材や食料品で、中には賞味期限の切れて無いもあるとの事。 彼らは、フリーガン(Freegan)と呼ばれ、フリーガンとは、free(自由)とvegan(菜食主義)を組み合わせた造語で、食料品を対象に無駄を省き、ゴミを減らそうと言う考えで、それに則った食料品の買い控え行動や不買運動を、フリーガニズム(Freeganism)と呼ぶらしい。 番組では、フリ−ガンの一人、ニューヨークの
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