スパリゾートハワイアンズ・フラガールたちのショー=昨年10月、福島県いわき市常磐藤原町、西堀写す開業のころ、舞台衣装を着て炭鉱のボタ山のふもとに立つ初代フラガールたち=小野恵美子さん提供斎藤一彦さん小野恵美子さん 炭鉱町の再起を描いた映画「フラガール」の舞台となった福島県いわき市の温泉レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が、45年ぶりにフラガールたちの全国巡業を復活させる。震災被害と原発事故の「風評被害」に苦しんでいるふるさと。笑顔で、復興への願いを発信する。 いわき市では3月11日の地震と津波で277人が犠牲になった。施設もガラスが破損するなど4億〜5億円の被害が出て、休業している。黄金週間前の部分再開を目指したが、原発事故で見通しは立っていない。 「風評被害は炭鉱閉山より深刻」と、同施設を運営する「常磐興産」の斎藤一彦社長(66)は話す。市内の炭鉱住宅で育ち、いわき市の盛衰を