中国の習近平国家主席は16日、インド洋のシーレーン=海上交通路の要衝に位置するスリランカを訪問してラジャパクサ大統領と会談し、海洋分野での協力を進める協議の場を新たに設けることなどで一致しました。 南アジアを歴訪中の中国の習近平国家主席は、インド洋の島国モルディブを訪問したのに続いて16日にスリランカを訪問しました。 中国の国家主席によるスリランカ訪問は28年ぶりで、空港では数千人の子どもたちや40頭のゾウが出迎えました。 このあと習主席はラジャパクサ大統領と会談し、海上の安全保障をはじめ海洋分野の協力を進める協議の場を新たに設けることや、FTA=自由貿易協定を早期に締結することで一致したほか、インフラ整備に一層の支援を行う考えを表明しました。 中国は、インド洋のシーレーンに面したスリランカ南部に新たな港の建設を支援するなどインフラ整備に力を入れており、インド洋への進出を図るねらいもあるも