JR西日本は7日、京阪神間の路線で、正規より運賃が最大47%安くなる回数券「昼間特割きっぷ」の販売を来年9月末に終了すると発表した。販売終了後、利用は来年12月29日まで可能で、通常の回数券は販売を続けるという。 JR西によると、昼特きっぷは国鉄時代の1983年に発売された。京阪神の駅間を結ぶ57区間で平日の日中と土日などに使え、6枚1組で有効期間は3カ月。主な駅で購入可能で、例えば、大阪―京都間は350円で正規より210円安い。金券ショップの自動販売機などでばら売りされるケースもあった。 JR西は、来秋から交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」に乗車回数などに応じてポイントをつける事実上の割引を導入する方針で、昼特きっぷの利用者にイコカへの移行を促したい考えだ。(広島敦史)
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