製品価格を比較できるサイト「価格.com」が不正侵入された「価格.com事件(価格.com問題)」。5月14日以降閉鎖した同サイトは5月24日の夜,一部を除いてサービスを再開した。翌5月25日には,この件については最後になる可能性がある記者会見が開かれた。 本稿では,現時点(5月25日)までの経緯を,その都度,記者が考えたことを交えてまとめたい。後述するように,不正侵入された原因などについては一切明らかにされていない。だが,筆者はこの対応に強く疑問を感じた。顧客への説明責任を果たし,また,類似の犯罪を防ぐためにも,情報をもっと公開すべきではないか。 今回の事件を機に,サイト管理者はセキュリティ対策を改めて確認しておきたい。不正侵入を許せば,被害者でありながら加害者になる可能性があるのだから。 詳細は未公表の緊急会見 カカクコムが「価格.com」を閉鎖したことを発表したのは5月15日24時(