中学、高校と長く英語を習ってきたはずなのに、なかなか英語が話せない。いざ話そうとしても言葉が出てこない――そんな悩みを抱えている人は多いのでは? 約30年にわたり、1万人以上の日本人に英会話を教えてきた経験から、「単語力や文法力は十分あるのに、なぜ日本人は英語を話せないのだろう?」とずっと考え続けていたというデイビッド・セインさん。熟考の結果、「多くの日本人は、ネイティブがよく使う“しゃべり出し”の表現を知らない」という問題点に気づいたのだそうです。「なかなか話せない」と悩む日本人の多くが、「I think~」「Do you~」「What do you~」など同じようなフレーズの繰り返しになってしまっているのだとか。 状況に応じたしゃべり出しの言葉が出てくれば、その後も自然に言葉がついてきますが、しゃべり出しが思いつかないと、よく知っているはずの簡単な単語まで出てこなくなる…とセインさんは