日本社会にヤンキー文化が拡大しているという精神科医の斎藤環氏。今回の安倍晋三政権も、ヤンキー特有の「気合入れれば何とかなる」という空気に支持されていると指摘し、話題となっている。 ヤンキー文化のマイナス点とは? ──ヤンキー的事象が次々と出てきているそうですね。 大阪・桜宮高校の体罰問題がそうです。先生がたたかれ始めた途端、保護者が「桜宮応援団」のような支持団体を作り、先生の体罰のおかげでこんなにうちの子はよくなったとか、自分も体罰で強くなったとか言い始めた。まさにヤンキー的な気合主義です。体罰は気合を入れるためにあるわけですから。 体罰する側にこれほど支持が厚いのは異様な事態だが、日本社会にいるかぎりそれほど異様に見えない。われわれはそういう空気にどっぷりつかっているのです。 それから立て続けに起きたのがAKB48メンバーの丸坊主問題。過剰に自分を痛めつけるパフォーマンスによって
さてもう3月も半ばを過ぎ、卒業式のシーズンで。この時期になると歌わないとか不起立とかの話題が出てきたりするものなのだけれど、わたしが中学生だった30年近く...さてもう3月も半ばを過ぎ、卒業式のシーズンで。この時期になると歌わないとか不起立とかの話題が出てきたりするものなのだけれど、わたしが中学生だった30年近く前にはもうすでに「国歌を歌わない」教師はいた。起立しないのまでいたかは覚えていない。わたしは中学3年生のとき、母の実家のある田舎町に引っ越してそこで卒業を迎えた。数か月しか在籍していない学校で卒業式っていってもねー、欠席してもいいんじゃね?と考えていたぐらいでたいして思い入れもなかったのだが、その渋々行った卒業式も終わりかけたころ、右翼団体が「国歌を歌わない教師はいねがー!」と君が代を大音量で流しながら街宣車を学校の前まで乗り付けてきた、なまはげかよと思った。 すると卒業生のあるク
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