『オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群』(片田珠美著、朝日新聞出版)の著者は、精神科医として臨床に携わり、犯罪心理や心の病の構造を分析している人物。精神分析的な視点で、社会問題にも積極的に目を向けているのだといいます。そのような立場に基づいて本書でクローズアップしているのが、どんな組織にも少なからず存在する「傲慢」な人たち。 傲慢な人は、「過去の栄光」をよすがにして、現在の自分を過大評価していることが多い。そのため、目の前の現実をきちんと認識できず、現実否認に陥ることもある。そうなると一層、「過去の栄光」を持ち出さずにはいられず、悪循環に陥りやすい。(「まえがき」より) こうした傲慢さは、個人だけではなく組織にもしばしば蔓延すると著者は指摘します。そしてその結果、周囲の反感や敵意を買い、自滅していくことも。本書では、そのような事態を避けるため、彼らの傾向を客観的に見つめ、私たちの自衛
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