英医学誌ランセットは4日、ロシアが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、研究に携わった専門家による臨床試験(治験)に関する論文を掲載した。論文では全員が抗体を獲得したことなどを指摘した。 同誌は世界的な権威があり、ワクチンを開発した研究所などは同日、声明で「論文掲載は高い安全性と効果を証明している」と主張した。 論文ではワクチン開発の臨床試験における最終の3段階目を省いた2段階について説明。今年6~8月に76人を対象にワクチンを投与した結果、全員が抗体を獲得し、深刻な副作用はなかったと報告した。
7月12日にデビュー戦を勝利で飾ったソダシ。珍しい白毛の馬として注目されている=函館競馬場で2020年7月12日午後0時18分、JRA提供 茶色、黒色、灰色……。中央競馬に出走する競走馬の毛色はさまざまだが、最も珍しい白毛の馬が注目されている。5日に札幌競馬場で行われる重賞レースの札幌2歳ステークス(GⅢ、芝1800メートル)に白毛のソダシ(2歳牝馬)が出走。白毛馬として中央競馬史上初の芝の重賞制覇に挑む。「白毛馬は走らない」という評価を覆してきた「白馬の一族」の血を引くソダシは、競馬史に新たな一歩を刻めるか。【真下信幸】 ソダシは馬体、たてがみ、しっぽまで全て白いのが特徴。7月12日に函館競馬場で行われた新馬戦(芝1800メートル)では好位置でレースを進めて4コーナーで先頭に立ち、2着に2馬身半差をつけて勝利。デビュー2戦目となる札幌2歳Sでも人気を集めそうだ。 日本中央競馬会(JRA)
ホワイトハウスの執務室でイスラエルとUAEの国交正常化への合意を発表するトランプ米大統領(中央)。右隣はクシュナー大統領上級顧問=米ワシントンで2020年8月13日、AP イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化の合意内容を詰めるため、イスラエル代表団とトランプ米大統領の娘婿のクシュナー大統領上級顧問らが8月31日、UAEのアブダビ首長国を訪問した。今後、数週間かけて合意文書の作成に取り組み、イスラエルは9月中旬までに署名にこぎ着けたい狙いだという。 イスラエルの代表団は、シャバット国家安全保障顧問をトップに多数の省庁の高官らで構成。投資や農業、直行便、安全保障、通信、技術、エネルギー、医療など多分野にわたる協定の詳細についてUAE側と協議する。大使館の相互設置についても話し合う予定。 正式な関係正常化を前倒しにする形で、両国ではさまざまな動きが出ている。イスラエルと米国の代表団
「手焼き煎餅おおたに」の野球カステラ。右下がインジケーター。店によっては優勝旗やトロフィーもある=神戸市内で2020年8月26日午前9時9分、反橋希美撮影 ころんとしたグラブに、BATの文字入りバット……。どこかレトロ感漂う神戸の焼き菓子「野球カステラ」が今、熱い。職人の高齢化などで市内で販売するのは残り数店と風前のともしびだったが、大正期に商品を開発したとされる老舗菓子企業が「復刻プロジェクト」に挑戦するなど、業界が少しずつ活性化している。新風を吹き込んだのは、ある神戸市職員の余りある“野球カステラ愛”だった。【反橋希美】 野球カステラは、野球用品の形をした一口サイズのカステラ。小麦粉と卵、蜂蜜などを使った素朴な味わいが特徴だ。神戸の郷土菓子として有名な瓦煎餅を作っている店が、いわば「サブ」的な商品として販売する。大正期に発祥したとみられるが、全盛期は100店以上あった瓦煎餅屋が20店弱
生まれたばかりのヒナにエサの小魚をやるコアジサシ=東京都大田区の森ケ崎水再生センターで2015年6月13日、後藤由耶撮影 絶滅危惧種の渡り鳥・コアジサシが、用地造成工事が行われている埋め立て地などで営巣する事例が相次いでいる。砂浜や河原など繁殖に適した自然環境が減っているためとみられる。生息地が開発で脅かされる中、繁殖地を保全する動きも出ている。【宮川佐知子】 大阪万博予定地で繁殖活動 コアジサシは、全長25センチ前後のカモメ科の水鳥で、黒い頭部、灰色の背が特徴。日本には4月ごろ飛来し、9月ごろ南半球へ渡っていく。環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類される。 本来は、海岸や河川敷にコロニー(集団営巣地)を作る。土や砂利がむき出しになった裸地(らち)を好み、工事が始まる前の更地や空港で繁殖することもある。国内では5000~1万のつがいが生息していると推定さ
米アマゾン・コムは27日、西部カリフォルニア州で、食品スーパー「アマゾンフレッシュ」を始めると発表した。タッチパネルやセンサーを搭載したカートを使って、レジに並ばないで精算できる。米小売りのウォルマートやクローガーと競合しそうだ。 アマゾンが2017年に買収した米スーパーのホールフーズ・マーケット… この記事は有料記事です。 残り69文字(全文219文字)
米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで23日夕、警察官が黒人男性を背後から7回銃撃する事件があり、男性は重傷を負った。銃撃の様子をとらえた映像がソーシャルメディアで拡散し、同日夜に地元で抗議活動が起きたほか、ニューヨーク市の中心部マンハッタンでも24日、抗議デモが行われた。 男性はジェイコブ・ブレークさん(29)。近隣の住民が撮影したとみられる映像では、路上から車の運転席に向かうブレークさんを複数の警察官が追いかけ、ブレークさんが運転席に乗り込もうとしたところ、警察官が背中に続けざまに発砲した。ブレークさんは病院に…
安倍晋三首相は24日、第2次内閣発足(2012年12月26日)以降の連続在任日数が2799日となり、大叔父の佐藤栄作元首相を抜いて歴代最長となった。第1次内閣を含めた通算在任日数でも19年11月に既に最長となっており、記録を更新し続けている。自民党総裁としての残り任期は1年余り。体調不安もささやかれる中、「有終の美」をどのように飾るか――。今後の政権運営の焦点となっている。 「政治においては、何日間在職したかではなく、何を成し遂げたかが問われる。7年8カ月、国民の皆様にお約束した政策を実行するため、結果を出すため、日々全身全霊を傾けてきた」。連続在任日数で歴代単独トップとなった24日、首相は記者団に語り…
(左上から時計回りに)トランプ米大統領、イランのロウハニ大統領、サウジアラビアのサルマン国王、イスラエルのネタニヤフ首相 イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)がトランプ米政権の仲介で国交正常化に合意したことを巡り、包囲網を強化されたイランが強く反発している。新型ミサイルを公開するなど軍事的な動きを活発化させ、3カ国へのけん制を始めた。一方で、米国の最新鋭戦闘機購入を巡り、イスラエルとUAEの間にも不協和音が生じており、先行きは不透明な状況だ。 反米・反イスラエルの急先鋒(せんぽう)であるイランは、発表直後から今回の合意を強く非難してきた。ロウハニ大統領は15日のテレビ演説で「UAEは大きな誤りを犯し、信用を裏切った」と強調した。UAEはイランにとって主要貿易国の一つで、最近では外交関係改善を模索する動きもあっただけに、イラン政府内で反発が強まっている模様だ。 こうし…
韓国が日本に対し、軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の破棄を通告してから23日で1年になった。協定維持を求める米国の強い働きかけで、韓国政府は昨年11月に通告の効力を停止し、破棄は土壇場で回避された。韓国は「GSOMIAはいつでも破棄できる」との姿勢を示すが、破棄すれば米国の反発は必至で、当面維持される公算が大きい。 協定の条文では効力は1年。毎年8月24日までにどちらかが終了の意思を書面で事前通告しなければ、11月23日に自動的に延長されることになっている。 韓国政府は「いつでもGSOMIAを終了させられるという前提の下で、破棄通告の効力を停止した」と説明する。韓国側の解釈では、破棄通告の効力はあくまで「停止中」で、いつでも有効にできる。そのため、日本に改めてGSOMIA終了の意思を事前通告する必要はなく、「24日も節目にはならない」と捉えている。 韓国側は、日本政府による
自身の健康状態について記者団の質問に答える安倍晋三首相=首相官邸で2020年8月19日午後1時21分、竹内幹撮影 毎日新聞と社会調査研究センターが22日に実施した全国世論調査では、携帯電話での回答者に「次の首相にふさわしいと思う人」を1人挙げてもらった。トップは携帯回答者735人のうち111人が挙げた自民党の石破茂元幹事長で、河野太郎防衛相が83人で2位に入った。 6月20日の調査で同じ質問をしたときも1位は石破氏だった。6月に2位だった安倍晋三首…
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