日本を始めとするアジアの不動産投資家が分散投資戦略の一環としてオーストラリアの不動産購入に踏み込んでいる。その大半が個人の資産ポートフォリオを分散するためだ。 賢明な投資家は資産全体の一部を少しずつ外国資産に分散し始めており、オーストラリア不動産の場合、約5,000万円〜9,000万円程度の物件が主な対象投資物件となっている。住居用不動産投資の実質利回りは、2〜3%と決して高くはない。しかし、毎年の人口増加で恒常的な住宅不足にあるオーストラリアの賃貸マーケットは、基本的に「貸し手市場」であり、安定した賃貸収入が見込める。さらに将来の値上がりも期待できるだけに、初めて海外不動産投資をする人の中でもオーストラリアへの関心が高く、年々、不動産へ投資する人が増え続けているのだ。 南半球に位置するオーストラリアは、時差が日本と約1時間差であり、季節は日本と反対となっている。 また、旅行客やワーキング