居住用・投資用に関わらず、不動産を「売却・購入・保有」する上で、税金の問題は極めて重要なものといえる。せっかく不動産が売却できても、納めるべき税金を頭に入れていなかったために、その後の計画が狂ってしまったり、不動産の購入時に税金分を考慮していなかったために資金がショートしてしまったりというケースは決して少なくない。 このような事態にならないためには、あらかじめ不動産の購入・売却時にかかる税金をしっかりと頭に入れておく必要がある。 今回は、不動産を取得した時にかかる税金の代表とも言える「不動産取得税」について解説する。 不動産取得税とは、家屋の建築や、土地や家屋の購入などで不動産を取得した人に課税される税金だ。 不動産取得税が課税される不動産とは、土地および家屋をいう。 土地とは、田、畑、宅地、山林等の土地をいい、家屋とは、住宅、店舗、工場、倉庫等の建物をいう。 不動産取得税の納税義務者は、