不動産の購入時に様々な経費がかかるように、不動産売却時にもやはり経費がかかる。仲介手数料と各種税金が代表的な経費といえる。 仲介手数料については、媒介契約を締結する際に分かっていることだが、税金については不動産の種類や面積などの諸条件によって税額が変化するため、後で税務署に確認しようと思うかもしれない。しかし、実は譲渡するタイミングによっても税額が変化するため、不動産を売却する前からある程度税金について把握しておく必要がある。 税金にまつわる知識がなかったために、後で大きな損をすることにもなりかねない。税金は、税務上の規則によって細かく取り決められており、なおかつ毎年微妙に税率が変わることもある。そのため、一般の人々にはとても分かりにくい内容となっている。そこで、今回は、一般的に抑えておきたいポイントに絞って紹介する。 不動産を譲渡して利益が出た場合、その利益を譲渡所得として所得税(国税)