近隣外交は極めて重要な課題だが、現状はうまく行っていない。という事は、状況を好転させる為に何等かの策が必要だという事だ。この事については、2月16日の記事で相当真面目に論じたつもりだが、当然の事ながら、右派の人たちはこういう議論に相当強く反発する。彼等の言い分は簡単明瞭で、要言すれば下記のように読み取れる。 1.日本は悪くない。 2.どこから見ても、相手がタチが悪い。 3.だからそんな相手に迎合する必要は全くない。 4.それで関係が悪くなるのなら、その方が正しい姿であり、そのままでよい (関係は改善しないほうがむしろ良い)。 という事になると思う。私も、1)から3)までは「その通りかもしれない」とも思うが、4)が大きな間違いなのだ。 そして、この際よく考えてみるべきは、このような考え方は、大戦前の日本の指導者や大衆の考えと、本質的な点で驚く程似ているという事だ。彼等は当時こう