ネパールのピュタル(Pyutar)村でAFPの取材に応じる、魔女狩りの被害を受けたカリ・ビスウォカルマ(Kalli Biswokarma)さん(2010年1月13日撮影)。(c)AFP/Prakash MATHEMA 【2月11日 AFP】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)から南へ40キロのピュタル(Pyutar)村で、カリ・ビスウォカルマ(Kalli Biswokarma)さん(47)は、「魔女」であることを白状しろと、近所の人々から2日間にわたり拷問を受けた。 1児の母親であるカリさんは、カースト制度の枠外に置かれる最下層民「ダリット(Dalit)」の出身だ。事の発端は、ある教師が病気になったことだった。家にいたところを35人ほどの村人たちに連れ去られ、牛小屋に閉じ込められ、「(教師に)魔術をかけただろう」と責められながら殴る蹴るの暴行を受けた。さらに、人間の排せつ物を食べ
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