東京大学の入学式が4月12日、東京都千代田区の日本武道館で行われ、約3100人の新入生が出席した。新入生の家族が参加した入学式としては4年ぶりとなった。 当日の式典から、自身が卒業生でもある馬渕俊介氏の祝辞全文、ならびに馬渕氏からForbes JAPAN Web読者へのメッセージを紹介する。 馬渕氏は2001年東京大学教養学部卒業(文化人類学専攻)。マッキンゼー・アンド・カンパニー 南アフリカオフィス、世界銀行、ビル&メリンダ・ゲイツ財団などを経て、現在は世界の感染症対策をリードする国際機関「グローバルファンド(スイス・ジュネーヴ、創設者はビル・ゲイツ、 メリンダ・フレンチ・ゲイツら)」で保健システムおよびパンデミック対策部長を務める。 新入生の皆さん、そしてご家族、ご親族の皆さま、おめでとうございます。 私自身も東大の卒業生ですので、入学時の受験戦争からの解放感、新しい学生生活を始めるわ