テキストメール制作時にポイントになるのが、罫線や囲み枠を用いた装飾部分である。読者の注目を引くのに有効なだけではなく、トピックの見出しに番号をふって目次を用意すれば、メールの可読性が向上する。これまでの記事の中で触れた改行やフォントの問題をクリアすれば、表現力豊かな装飾を施すことができるだろう。 そこで今回は、メルマガなどですぐに活用できる罫線や囲み枠を紹介していく。まずは、テキストメールの注意点をおさらいしておこう。 機種依存文字を除く 丸囲い文字やローマ数字、単位記号、半角カタカナなどは特定のパソコンだけでしか読むことができず、文字化けの原因になるため使用を避ける。フォントを意識したレイアウトを 等幅フォントがセオリー。メルマガ内に「等幅フォントでご覧下さい」と記載する方法もあるが、プロポーショナルフォントでもレイアウトが崩れないようにすることが望ましい。主要メールソフト/Webメール
ある日、Web担当者に任命された吉祥寺和男。サイトの成績を改善しろと言われたが、具体的に何をどうすればいいかはわからない。吉祥寺は思いつくままにウェブサイトの問題点をメモをしていく……。 ウェブマネ課に配属されて「あーあ、どうすりゃいいんだろうな」 吉祥寺和男は、この数日ですっかり口癖となった独り言を言いながら、大きなあくびをした。時計の針は夜の10時を回ろうとしていた。PCに向かう彼とちょうど背中を合わせる格好で、デザイナーの神田由紀がディスプレイに張り付き、マウスとキーボードを黙々と操作している。その乾いた音だけが夜のオフィスに響いていた。 4月1日付けで広報部のウェブマネジメント課に配属になって一週間。吉祥寺はひたすら自社のホームページを眺め続けていた。「ファミリー製薬」という社名のロゴ、満面の笑顔を湛えた家族の写真、ひときわ目立つ場所に配置された問い合わせ窓口の電話番号――。トップ
端末特性に応じたユーザビリティの考え方最も身近で、どこでも気軽に使えるインターネット端末となった携帯電話。端末の急速な普及とハイスペック化にともない、携帯電話向けインターネットサービスによるマーケティングが各企業で本格的に取り組まれるようになっています。PC向けWebサイトと同様、携帯向けWebサイト(以降“モバイルサイト”)の構築においても当然、ユーザビリティの高いサイトを構築することが各企業のビジネスによい影響をもたらすことは必然です。 しかし、モバイルサイトでは、これまで各企業が構築・運用してきたPC向けWebサイトと比べると、画面サイズや1ページで表示できるページ容量制限、キャリアごとの違いなど、モバイルならではの制約があります。それらを踏まえたうえで、どうすればモバイルサイトでユーザーにメッセージを正確に伝えることができ、ストレスなく利用できるユーザビリティの優れたサイトを実現で
コラム「吉祥寺メモ」の内容とは? 新たにウェブ担当部署に配属となった吉祥寺和男は、独自のノートを作成して、自社のウェブサイトの問題点を整理しようとする。この「吉祥寺メモ」は、どのような内容になっているだろうか。 ウェブ担当者になって日が浅い彼の場合、ノートの記載はおそらく、かなりランダムで、似たような問題点が重複していたり、重要な視点が抜けていたりするはずである。これは、企業サイトを「診断」する方法を彼がまだ知らないためだ。 ここでは、診断法の一例として、5ポイント16項目からなるチェックリストをご紹介する。ぜひ、自社のサイトの問題点を洗い出す参考にしてほしい。アクセス解析でサイトの状態を知ることも必要だ。 なお、企業サイトに求められる役割や質は、業界、製品やサービスのカテゴリ、企業の規模、上場しているかどうかなどによって変わってくる。たとえば、製薬業界の企業であるファミリー製薬の場合、サ
携帯サイト向けCMS厳選8製品ガイド このコーナーでは、ネットビジネスを強力に支援する製品について、それを支える技術や市場動向を説明し、さらに各社から提供されている製品を紹介する。競合ひしめく市場で、他社に差を付けるための武器として、ぜひ導入を検討してみてほしい。今回は、ケータイ向けの公式サイトやキャンペーンサイトを自社で構築・管理・運用するための「携帯サイト向けCMS」だ。 福永 充利(株式会社シンクウェア) 企業は当然携帯サイトの時代 ケータイCMS選定のポイントは?ケータイの普及台数は9000万台を超え、ケータイを取り巻く市場規模も7,000億円を超える勢いだ。今やパソコンのみでインターネットを利用しているユーザーよりも、ケータイのみでインターネットを利用しているユーザーのほうが多くなった。すでに携帯サイトは、すべての業界、企業にとって無視できない存在である。特にケータイ検索サービス
[コラム]カスタマーエクスペリエンスで 道は開ける ~フォレスター・リサーチのWebサイト方法論 by ジョナサン・ブラウン フォレスター・リサーチのシニア・アナリストであるジョナサン・ブラウン氏によるウェブコラム。 主にカスタマーエクスペリエンスとマーケティングの側面から企業のビジネスをサポートしているジョナサン氏が、企業サイトにおけるユーザー志向の考え方や方法論をさまざまな切り口で解説します。 6月22日(月)、フォレスター・リサーチは、ニューヨークで開催したイベント「カスタマーエクスペリエンスフォーラム」において、2009年に最も優れたVOCプログラムを実行した企業に贈られる賞「VOC(ボイス・オブ・ザ・カスタマー)アワード」を発表しました。 さて、VOCプログラムとはいったいどういうものなのでしょうか。 カスタマーエクスペリエンスを使って他社との差別化(Experience-Bas
40分でできるホームページ診断 最低限クリアしたい40項目のチェックシート[訪問者目線編 2008年版] SEO? ユーザビリティの向上? それ以前にしなきゃいけない「サイト作りの基本のキ」を、あなたのサイトではちゃんとできているだろうか? 高度な施策に目を向ける前に、最低限クリアしておきたいチェックポイントをまとめてみた。あなたのサイトは何点とれるだろうか? TEXT:編集部 協力:株式会社 環 ウェブサイト作りの基本のキSEOやユーザビリティに限らず、キーワード広告、アクセス解析、LPO、リッチインターフェイスなど、サイトの効果をアップさせる手法はさまざまあり、Web担でも詳しく解説してきている。 しかし、そういった施策にコストを割く前に、現状の自社サイトが、訪問者が「あれれ?」とマウスをうろうろさせてしまうような状態になっていないか確認したことがあるだろうか。 そんなあなたのために、
ケータイ小説のヒットや、モバゲータウンの会員数が1000万人を超えるなど、マーケティングの場でも「ケータイ(モバイル)」を耳にする機会が多くなった。本稿では、これから初めてマーケティングにケータイを導入してみたい方から、とりあえずケータイサイトを作ってはみたけれど次の一手が見つからないと悩んでいる方まで、マーケティングにおけるケータイ活用を基本から解説する。 PCの市場に並んだケータイのネット利用携帯電話の契約者数は、2008年3月時点で1億台を突破した(電気通信事業者協会調べ)。そのうち、インターネットに接続できる端末は約8,870万台、高速なデータ通信が可能になる3G端末の普及率は、2007年9月時点で、契約数の約80%に達している。これにより、携帯電話(PHS、携帯情報端末)からのインターネット利用者数は7,287万人に達し、PCからの利用者数7,813万人にほぼ並ぶまでに増加してい
作業効率に関するKPICMS導入の費用対効果(ROI)は、社内提案を通すための必殺技だといえる。CMSはコスト削減につながるのか?それとも必要なインフラへの設備投資なのか?まず重要なのは、導入効果を数値化することだ。自社の事情に合った目標を立てて、計測を開始しよう。今回は、導入前の費用対効果算出、または運用開始後の効果測定に使えるKPIの立て方について、具体的に検討する。 CMSを導入する結果、何が変わるのか?仮説を立てて、それぞれについてKPI(Key Performance Indicator=重要指標)を設定してみよう。まず、「CMSを導入することにより、コンテンツをより効率よく管理できるようになる」ということを数値化してみる。効率が良くなるため、より多くのコンテンツを作ったり、更新できるようになるはずだ。CMSから取り出しやすい指標として、次の3つを段階的に見ていこう。
集客のためによかれと思ってやっている、さまざまなマーケティング手法。なのに結果がついてこない、アドバイスを聞いてもなんとなく納得いかない……とお悩みの方は多いのではないだろうか。もしかしたらそんなあなたと、あなたの周囲のウェブマーケティングは、どこかが「変」なのかもしれない。 デジタルフォレスト 清水昌浩氏が、実話をもとにウェブマーケティングの問題点とその解決策を読み解くシリーズ。 多くの場合、関係者へのヒアリングを行い、やりたいことを集約することが多いようだ。しかし、私が疑問に思っているのは、果たしてヒアリングだけで十分か、やりたいことを聞くだけで十分かという点だ。 経験上、関係者にヒアリングしてまわると、それぞれ立場に応じていろいろなことをいう。それは良いのだが、網羅性に欠けていたり、内容やレベル感がばらばらだったりで、まとまらないことも多い。 サイトのあるべき姿、ありたい姿をまとめる
SNSやブログなどのオンラインコミュニティを活用したいと考えている企業は多い。しかし、コミュニティがビジネスにもたらす効果やリスク、展開の方法論は必ずしも明確にはなっていない。 米国の調査会社フォレスター・リサーチのシニアアナリストとして、企業のソーシャルメディア展開を中心としたWebマーケティングやインタラクティブマーケティングの専門家であるジェレマイヤ・オウヤン氏に、オンラインコミュニティを成功させる秘訣、コミュニティの運用上のポイント、ユーザーとの関係構築などについて聞いた。 取材・文:林 千晶(ロフトワーク) 写真:津島 隆雄 増加が顕著なユーザーのSNS参加 企業が活用するには目的の明確化が重要 ●林 千晶(以下「林」) まず、最近のソーシャルメディアの動向について教えていただけますか? ●ジェレマイヤ・オウヤン氏(以下「オウヤン」) あくまで米国での調査をもとにした分析ですが、
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