高校1年生の84%がスマートフォンを持っているという衝撃的なデータが発表された。「スマホネイティブ世代」のリテラシーを高めることが急務だ。 総務省3500人調査で「高校1年生の84%がスマートフォンを所持」 高校1年生の84%がスマートフォンを保有しているという衝撃的なデータが発表された(平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等:総務省総合通信基盤局消費者行政課) 総務省が今年6月から7月にかけて、全国の公立・私立の高等学校の1年生3500人を対象としたテスト・アンケートを実施した(「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表:総務省)。ネット・リテラシーの調査だが、その前提条件となるアンケート結果に驚きの声が上がっている。 なんと高校1年生の84%がスマートフォンを持っていたのである。「保有するインターネット接続機器は?」という質問に対して、トップの答
スマートフォンでの詐欺・サイバー攻撃の手口が高度になってきた。オンラインバンキングの詐欺や、人気アプリの贋作(がんさく)を作るパターンなどがある。 JSSEC・日本スマートフォンセキュリティ協会の技術部会発表 スマートフォンの利用者が急激に増える中、スマートフォンの不正アプリや詐欺が大きな問題となっている。これらのトラブルを防ぐため、日本ではスマートフォン関連企業・団体が「一般社団法人 日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)」を作っている。JSSECではスマートフォン向けアプリの安全な開発方法の啓蒙(けいもう)から、一般ユーザーの安全意識向上のための活動を行っている(以前の記事「Androidアプリの脆弱性が問題に」参照)。 JSSEC・日本スマートフォンセキュリティ協会では、7月8日に技術部会が「スマートフォンの安全安心な利用についての取り組みに関するセミナー」を開催した。
遠隔操作ウイルス(なりすましウイルス)を使って、犯行予告を行った事件が拡大している。真犯人は通信ルートを巧妙に隠す手段を使っており、警察の捜査の問題もあって、逮捕には時間がかかりそうだ。 犯行声明メールで10件以上の余罪が判明 遠隔操作ウイルス(なりすましウイルス)事件の全貌がようやくわかってきた。先週の記事「遠隔操作ウイルスはオリジナル? 作者は腕の立つ人物か」でも手口を詳しく取り上げたが、さらに犯人のものと断定できる犯行声明メールが届いたことで、余罪があることが判明している。 犯行声明メールは、テレビで事件を解説していた落合洋司弁護士に届き、さらに、落合弁護士がTBSラジオの番組「ニュース探究ラジオDig」に出演している生放送の最中に、TBSにも届いた。筆者は偶然にも、この番組に落合弁護士と共にゲスト出演し、手口や犯人像を解説していた。生放送の本番中に、堂々とメールを送ってくること
大阪、三重、福岡で起きた掲示板での脅迫・殺人予告の書き込みは、遠隔操作のトロイの木馬(なりすましウイルス)であることが判明した。プログラムのコードから見てオリジナルの可能性が高く、ある程度の知識がある人物だと思われる。 コード分析の結果は「オリジナル」で「腕が立つ人間」か 大阪、三重、福岡で起きた脅迫・殺人予告の書き込み事件は、当初3人が逮捕されたが、いずれも犯人ではなく、パソコンを乗っ取られたことが原因だった。パソコンを遠隔操作するトロイの木馬を仕込まれ、本当の犯人が外部から遠隔操作で書き込んでいる。筆者の推測にはなるが、手口が似ていることから、三つの事件は同一人物の犯行だと思われる。 なりすまし・遠隔操作に使われたトロイの木馬は「iesys.exe(アイイーシス.エクゼ)」と呼ばれるものだ。新種のトロイの木馬であり、10月10日まではウイルス対策ソフトで発見できないものだった。
ロシアのプーチン大統領就任へのデモに対して、サイバー攻撃が行われている。デモ中継が配信されていたライブ動画配信サイト「Ustream」が攻撃され、8時間にわたってサイトがダウン。しかしUstream側の果敢な対策で復活している。(ITジャーナリスト・三上洋) 反プーチン派のデモ生中継に対してDDos攻撃 ロシアで第二次プーチン政権が発足した。プーチン氏は今年3月に行われた選挙で当選し、今月7日から4年ぶりに大統領に復帰している。プーチン氏は2000年から8年間にわたって大統領、その後の4年間は首相であり、事実上12年間にわたってロシアのトップに居続けている。そして、憲法改正により大統領の任期が6年に伸び、今回の就任によって2018年まではプーチン大統領が続くことになる。このまま行けば、18年にわたって事実上のプーチン政権が続くわけだ。 これに対して、プーチン氏の大統領復帰に反対する野党
テレビCMなどでおなじみの「LINE」は、iPhone/Android向けのメッセージ&無料電話アプリだ。また「カカオトーク」は日本でもっとも人気のあるiPhone/Android向けのメッセージアプリで、Android版では無料電話にも対応した(ボイストーク機能、1/31より)。 無料で気軽にメッセージをやり取りできる、スマートフォンのプッシュ機能でリアルタイムにチャットができる、無料で音声電話ができる、といった特徴のおかげで爆発的にユーザーが増えている。カカオトークは全世界で3000万人、LINEでもダウンロード数が1500万人を突破した。 「LINE」と「カカオトーク」に共通する特徴は、友人を簡単に登録できること。スマートフォンにアプリを導入すると、まず自分の電話番号を基にして登録される。電話番号は公開されないが、LINEやカカオトーク側のサーバーで、電話番号に紐(ひも)づけされ
Facebookでのスパムや不正なアプリが増えている。実名が基本のFacebookは、個人情報流出が怖い。Facebookの「友達」は、本当の知り合いだけに絞るのが賢明だ。(テクニカルライター・三上洋) 恋人の写真まで公開するFacebook 日本でもFacebookが徐々に浸透している。TwitterユーザーがFacebookも併せて利用し始めているほか、ソーシャルメディアのブームで新たに登録した人も多いだろう。日本では、300万人程度がFacebookを使っていると思われる。さらにKDDI(au)が、新しく発売されるスマートフォンでFacebookとの連携を強化しており、今後も新規ユーザーが増えそうだ。 FacebookはいわゆるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の一つで、個人間のコミュニケーション機能を重視したネットサービスだ。最大の特徴は、実名が基本だということ。リア
アップルのMacを狙った巧妙な偽セキュリティーソフトが出回っている。ウィンドウズに比べて安全と思われてきたMacだが、普及率が伸びるにつれて危険性が高まっている。(テクニカルライター・三上洋) MacOS版では世界初? 偽セキュリティーソフト詐欺 偽セキュリティーソフト「Mac Defender」。同じデザインの偽ソフトで「Mac Security」も出回っている(Integoのブログによる) 右の画像がそれで、「Mac Defender」「Mac Security」などの名前がついた偽セキュリティーソフトだ。ウィンドウズではおなじみの詐欺の手口だが、Macでは恐らく初めての出現と思われる。存在しないウイルスを検知したとしてユーザーを脅し、クレジットカードなどでソフトの代金をせしめる詐欺である。 これについてフランスのセキュリティー会社・Intego(インテゴ)が、日本語ブログの「Macユ
GoogleやYahooの画像検索からウイルス感染させる手口が発見された。画像をクリックするだけで感染する可能性があるので注意が必要だ。(テクニカルライター・三上洋) ロイヤルウェディングの画像検索結果から Googleの画像検索はとても便利だ。キーワードを入れるだけで、関連する画像が一覧で表示されるので、筆者もよく利用している。この画像検索を悪用してウイルス感染させたり、偽セキュリティソフト詐欺を行なう手口が発見された。セキュリティ大手・エフセキュアの公式ブログが「ケイト・ミドルトンのドレス画像を検索する際は慎重に」という記事で報告している。 それによると、4月29日に行なわれたウィリアム英王子とキャサリン妃の結婚式、いわゆるロイヤルウェディングの画像検索に問題の画像が混じっていた。右の画像がそれで、Googleの画像検索でロイヤルウェディングに関連するキーワードを入力している(エフセキ
ソニーのプレイステーションネットワークで情報流出事件が起きている。7700万件の個人情報が漏れ、クレジットカード番号が漏れた可能性もある。原因は管理側が「脆弱(ぜいじゃく)性に対処していなかった」ことにあった。(テクニカルライター・三上洋) 7700万件の個人情報、1000万件のクレジットカード番号が流出の可能性 ソニーのゲーム機プレイステーション3(PS3)とプレイステーション・ポータブル(PSP)のネットワーク接続「プレイステーションネットワーク(PSN)」の不正アクセス事件で、7700万件にも及ぶ個人情報流出事件が起きた。この問題についてソニーは、5月1日の日曜日に記者会見を行っている。 記者会見によると、PSNへの不正アクセスの経緯は以下の通りだ(いずれも日本時間)。 4/20 サーバーに異常な動きを確認し、調査を開始 4/21 社内調査により17日から19日にかけて不正アクセスが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く