大学でよく湧き起こる文系不要論について考えてみたいと思う。 筆者は歴史学を専攻しているもので、一部歴史学の視点から、文系の必要性を考えることもあるので、先に述べておく。 初めに述べておくこととして、筆者は文系は必要であると確信している。 それでは始めよう。 文系が不要だと考える人は多いと思う。特に将来的に役に立つことがないとか・・・ 逆に、文系は必要だと考える人もいるだろう。 今回ブログを読んでいる人が、高校生、中学生といった人なら進路の手助けになったら幸いだ。 また大人、社会人で読んでいる人が文系、理系の重要性について考え、若い世代の一助になっていてくれればこれ以上嬉しいことはない。 本ブログでは、大学の歴史教育を考える会が編集する『わかる・身につく歴史学の学び方』(大月書店、2016年)を参考に「文系の必要性」について考えてみたい。 そもそも、文系とはどのような学問を指すのか。 歴史学