職場接種に使うモデルナ製ワクチンは、政府の契約量が5000万回分に限られる上、全ての輸入が終わるのは9月とされる。国や自治体の大規模接種会場でも使われるため、河野氏の記者会見では、ワクチンの不足を懸念する質問が繰り返されてきた。 職場接種の開始を発表した6月1日の会見でも、多くの企業が接種を希望し、ワクチンが足りなくなる可能性を問われた。河野氏は「ストップするくらい頑張って立ち上げていかなければいけないと思っているので、ぜひ手を挙げてほしい」と回答。その後、停止が現実になるとは想定もしていない様子だった。