人の行動は、必ずしも合理的にはいかないもの。そんな人間のありのままの姿に焦点を当て、人々の行動心理から経済活動を捉えたものが「行動経済学」だ。行動経済学に詳しいマーケティング&ブランディングディレクターの橋本之克さんによると、お金が絡むことで180度行動が変わることもあるという。一体どういうことなのか、女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子さん(65才)が、橋本さんに聞いた。【全4回の第4回。第1回を読む】 * * * 周りの目を気にしない“合理的な行動”は損 オバ記者:「出て行くお金」で思い出したんだけど、みんなで食事をしていて、そろそろ会計っていうタイミングを見計らって、「ちょっとトイレに行ってくるね」って姿を消して、お金を払わない人っているじゃないですか。 橋本さん:(笑い)たまにいますね。 オバ記者:男友達なんだけど、そんな陰口を叩かれる不名誉を考えたら、会計時に逃げるよ
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