浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] Jul. 09, 2019, 05:00 PM ライフスタイル 130,157 「ピー、ピー、ピー」 朝6時。炊飯器のご飯が炊きあがる音が、この春から私の目覚ましになった。 ゾンビのように布団からはい出て、弁当箱にご飯をよそい、ご飯を冷ましている間に、おかずの準備。そして朝ごはんの用意だ……。 7時すぎに子どもと夫が出て行くと、パソコンを開いて仕事を始める。8時半ごろ一段落したら、食器を洗って、洗濯物を干す作業が待っている。 今年4月、息子の高校入学で私の生活は一変した。息子の通っている学校には学食がない。売店でパンは売っているが、「1年生の教室は売店から一番遠く、売り切れていることが多いから」と、入学式の学年保護者会とクラス保護者会で繰り返し、「なるだけお弁当を持たせてください」とお願いされた。 子どもを7カ月で保育園に預け