若手コンビ「デスペラード」の武井志門さん(中央右)とネタ作りに励む新入社員ら=8日午後、東京都中央区晴海1丁目の住友商事本社、池田良撮影 吉本興業の若手芸人たちが8日、住友商事の新入社員研修で漫才を教えた。「ボケ」と「つっこみ」のやりとりを通してコミュニケーション能力を高めてもらうのが狙いだ。 新入社員の男女2人組が、一緒に研修を受けている同期生たちの前で声を張り上げる。 「初任給、何に使う?」 「いろいろ買い物しなくちゃ。新しいスーツでしょ。それから時計も欲しいわ」 「後は?」 「それから、あなたへの、結婚指輪」 「会ったばっかやん!」 「初任給の使い道」をテーマに1分程度の漫才に挑戦。141人の新入社員が2人1組になり、あらかじめ用意された台本の空白を埋める形でネタを作り、発表した。講師は吉本の6人の構成作家と5組の若手コンビだ。 発表が終わると、若手芸人たちが質問し