労働政策研究報告書 No.152 働き方と職業能力・キャリア形成 ―「第2回働くことと学ぶことについての調査」結果より― 概要 研究の目的 非正社員が増加する中での職業能力開発・形成およびキャリア形成の実態と課題を明らかにすることを目的とする。2008年度の「第1回働くことと学ぶことについての調査」の後に非正規労働問題が深刻化し、その生活基盤の脆弱さがあらわになったことを踏まえ、第2回調査を実施し、リーマンショック後の動向および家族形成や主たる生計維持者との関係も含めて検討する。 研究の方法 アンケート調査(「第2回働くことと学ぶことについての調査」) 全国19の政令指定都市、及び東京23区部に居住する25歳以上45歳未満の男女就業者および非就業者(学生を除く)を母集団とし、標本数4,000としたエリアサンプリング法で実施した。具体的には、国勢調査に基づき、対象地域ごとに対象年齢の人口に比