夫の仕事が休みで、かつ娘の小学校が登校日の日の朝、起きたら夫がいなかった。 布団にいないのではない。 家にいないのだ。 行先は想像がつく。趣味の外出だ。日頃仕事で帰りが遅く、自分の時間が持てないと嘆いていた夫だ。布団にいない時点で、「ああ、やっぱりな」としか思わなかった自分は、少し感覚がマヒしているのだろう。 もっとも本音を言えばイライラもしたし、怒りも湧いてきた。 けれどもその時は、どうにか気持ちを切り替えて、 「一人分食事の準備が省けてラッキー」 「旦那は渋るけど、私の好きなシリアルと牛乳の手抜き朝ごはんが食べれる!」 と、夫抜きの朝を前向きに乗りきることができた。 もっとちゃんと怒っていいのだと思う。 感情的ではなくとも「不愉快だった」と伝えてもいいのだ。 実際自分の気持ちに正直になれば、「怒っている」のだから。 けれども、午後の一時過ぎに悪びれもなく帰宅し、謝罪もせず、外出先でトラ