「なぜ事故原因の特定をしないままフラワートレインの再開に踏み切ったのか」 12月の横須賀市議会。一般質問に立った藤野英明市議(36)はたたみかけるように市長に迫った。 茶髪で細身。議場では何とも違和感のある風体だが、質問回数は当選した8年前からずっと42議員のトップだ。 映画会社員だったが、恋人の自殺が転機になった。自身もパニック障害を患う。「自殺ゼロの社会にしたい」。この思いに突き動かされた。「いまの政治家のすべて逆をやりたい」と市議になった。 当初は“異質”な存在だった。質問に立っても、ヤジの一斉放射を浴びた。「音のカーテンだった」という。本人も「全員敵でもかまわない」とホームページで同僚議員に「俺でも答えられるような質問はするな」と挑発した。 といっても横須賀が排他的なわけではない。議案ごとの議員個人の賛否を公表し、委員会傍聴も自由、議会報告会も始め、改革にも意欲的だ。
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