ゲームは勉強の天敵――。東大卒のプロゲーマー、ときどさん(30)は、そんな固定観念を覆した人物です。「受験前でも8時間はゲームをしていた」というときどさんは「むしろ、ゲームをしていたから東大に入れた」と話します。 ◇ ゲームにのめり込んだのは小学生時代。いじめられていたんです。だから、家でゲームばかりしていました。ゲームをしていても、成績がよければ親からは何も言われなかった。それで、中高一貫の進学校にも進学できた。 中高時代はゲーセンに入り浸っていました。そのころから周りには「敵なし」で、高校時代には大会で賞金も稼ぐプレーヤーになっていました。高3になって受験を考えた際、東大を目指したのは、ゲームへのコンプレックスがあったから。「ゲームばかりやっていたから」と言われたくなかった。 受験もゲームも効率重視 東大卒のプロゲーマーというと、よくこう聞かれます。 「ゲームをしていたのに東大に入れた