免疫力・自然治癒力の主役である免疫(免疫の仕組み)は、NK細胞のような「自然免疫系」と、T細胞やB細胞のような「獲得免疫系」の協働連携によって成り立っています。 例:風邪に罹ったとき、始めは鼻水やくしゃみが出ます。それは風邪のウィルスが口、のど、目鼻などで暴れている状態なのですが、この防衛ラインを突破して体内に侵入した時が本当に風邪をひいた状態です。 ここから免疫機構の活動が本格化します。 ①自然免疫:いろいろな免疫細胞の中からまず、マクロファージと顆粒球(特に好中球)が風邪のウィルスを食べて殺し、さらにNK細胞がウィルス感染細胞を破壊、マクロファージが感染細胞を食べて掃除します。またマクロファージがヘルパーT細胞へウィルス侵入の信号を発します。 ②獲得免疫:司令細胞であるヘルパーT細胞は、キラーT細胞に命令してウィルスと戦わせます。高熱が出て咳も激しくなっている時がこの状態です。その一方
以前の記事で「免疫」のお話をとりあげたことがありました。最近また免疫に深いかかわりをもつタンパク質のはたらきが、KEKフォトンファクトリーで明らかになりました。 普遍的な感染防御システム「自然免疫系」 最初に免疫の話から始めましょう。免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります(「ウイルスに立ち向かう免疫システム」参照)。自然免疫系は、わたしたち人間から、無脊椎動物、そして植物にいたるまで、多細胞生物全般に見られる普遍的な感染防御システムです。 獲得免疫系はたいへん効率の良い免疫系ですが、ごく一部の脊椎動物だけが持つ特殊な系であり、多くの多細胞生物は自然免疫系だけで感染に対する防御を行っています。無脊椎動物であるショウジョウバエも自然免疫系だけを持っていますが、最近ショウジョウバエの自然免疫系と同じタンパク質がヒトやマウスなどのほ乳類でも発見され、この小さな昆虫の自然免疫系
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