一昨年あたりからGrit(グリット)という単語を時々聞くようになった。 日本語になおすと「やり抜く力」と訳すのが正しいだろうか。 この単語はアメリカの心理学者であるアンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱された概念だ。 彼女は成功者に共通する条件がなんなのかを探っているうちに、頭の善し悪しなんかより『時間をかけて物事に取り組む』能力の有無の方が重要であるという事に気がついたのだという。 確かに物事の成功において、タフさは重要だ。 マルコム・グラッドウェルがかつて一万時間の法則というものを提唱していたけど、どんな天才であったとしても一瞬で偉業を成し遂げるのは不可能だ。成功には一定量の時間がどうしても必要となる。ローマは1日にしてならずである。 物事の遂行にはタフさは重要だ。就活でもラグビー部や野球部などは重宝される傾向にあるけど、それは彼等の耐久力の高さを見込んでの事だろう。 やり抜く力は、あ
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