学習支援での公共・学校図書館の連携を探る講演会<報告> 2012年10月1日,国立国会図書館(NDL)東京本館において,講演会「学習支援における公共図書館と学校図書館の連携を探る」が開催された。これは,2010~2011年度にかけて国際子ども図書館(ILCL)が実施した「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の報告書「図書館による授業支援サービスの可能性:小中学校社会科での3つの実践研究」(『国際子ども図書館調査研究シリーズ』第2号)刊行に関連して開催されたものである。講演会では,プロジェクト成果報告および,慶應義塾大学教授の糸賀雅児氏とプロジェクト主査である帝京大学准教授の鎌田和宏氏による対談が行われ,学校図書館や公共図書館関係者のほか,出版関係者,研究者など54名が参加した。 初めにILCLの橋詰秋子企画推進係長がプロジェクトについて説明し,教員に応じて支援内容をカスタマイズす