あんかけスパを知っていますか? みそカツ、ひつまぶし、手羽先に続く「名古屋めし」だが、知名度はいま一つ。限られたファンの深い愛を集めている。 【写真】加藤忠正さんがフェイスブックに投稿した「あん」の「ミラネーゼ目玉焼きのせのからあげトッピング」=加藤さん提供 なごやめし普及促進協議会によると、あんかけスパが考案されたのは1960年代。ラードで炒めた太いスパゲティを、中華料理のあんのような見た目のソースにからめて食べる。牛肉や野菜をじっくり煮込んで作ったソースは深いコクがあり、大量にかけられたコショウの辛みがあいまって不思議と食欲を刺激する。 ■ミラネーゼにカントリー? 「今年初のあんかけスパはからめ亭さんのミラネーゼ唐揚げのせでした。やっぱり美味(おい)しいですね」 1月8日、名古屋市の加藤忠正さん(57)がフェイスブック上の集まり「あんかけスパ愛好会」に写真と記事をアップすると、55の「