こんにちは。 お疲れ様です。starttodayです。 先週は別冊NHK100分de名著・亀山郁夫『集中講義 ドストエフスキー 五大長編を解読する』を読んでいました。 300ページ位の雑誌(本)ですが、約1週間で読んでしまいました。面白かったです。 ドストエフスキーは20代の時によく読んでいました。五大長編も読破しました。あの怒濤のような強迫的な世界観と人間の業を描き切る筆致に圧倒されたことを今でもありありと覚えています。 19世紀ロシア文学を代表する、ドストエフスキーとトルストイは自分にとっても双璧で、今でも自分の支柱になっています。芸術的で観念的で、理想主義的なトルストイも好きだけれど、年を取るにつれて、分裂した、時に偏執狂的な、業(カルマ)に絡め取られていく人間の弱さとそこに射す、恩寵と救いを描いたリアリスト(現実主義者)としてのドストエフスキーの方により共感するようになってきました