「W3Cの賞味期限はあと何年ぐらいだと思いますか?」。先日、あるパーティーでこう聞かれた。私は虚を衝かれたように、思わず真意を聞き返した。なぜなら、私にこの質問をしたのは、日本人として唯一、W3CのXMLワーキンググループで1997~98年のXML 1.0の標準化プロセスに携わった村田真氏だったからだ。村田氏は現在、Office Open XML(主にMicrosoft Officeで用いられる文書形式)の標準化についても情報処理学会 情報規格調査会の専門委員として国際標準化に携わっているなど、この道のエキスパートだ。 驚きはしたが、やはりとも思った。W3Cはもう標準化組織としての黄金期を過ぎ、権威が失われつつある。もしかすると標準化プロセスにしても、もっと良い別のやり方があるのではないか。このところずっとそう感じていたからだ。 W3Cのウィジェット標準を知っていますか? 村田氏の見立てで
前の記事 期待外れなGoogle携帯『Nexus One』:本当の狙いは? 世界を変えつつある7つのITトレンド 2010年1月 7日 Epicenter Staff Yelp社のiPhone向け拡張現実アプリ。レストランにかざすと、その評価を見ることができる。Photo: James Merithew/Wired.com 技術の変化は非常に速く、1年が7年に相当するという意味の「ドッグイヤー」(dogyear)という言葉がまさにぴったりだ。2009年に起こった革新的な変化をまとめてみた。 Googleがプラットフォーム化 2009年は、『Google』があらゆる技術のプラットフォームになった1年かもしれない。1つの技術の上に別の技術が次々と積み重なり、いわば「Google Stack」(Googleの山)が作り上げられた。 Android OS、Chrome OS、Chromeブラウザー
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