“バルカン半島のノストラダムス”と呼ばれる盲目の予言者、ババ・ヴァンガの生前の“予言”が、オカルトマニアの間で「新型コロナウイルスを的中させた」と話題になっている。 ブルガリアの“国民的おばあさん”であるババは1911年に生まれ、96年に亡くなるまで多くの予言を残した。葬儀は新聞の1面を飾り、国立「ババ・ヴァンガ・ミュージアム」が建てられた。的中した予言は、第2次世界大戦の始まりと結果、共産主義国家の誕生と東欧の共産主義国家の崩壊、冷戦の終わり、米国同時多発テロなど。最後の予言は、5079年の「人類が現在の宇宙から別の宇宙に行くため、世界が終了する」で締めくくられている。 ババが新型コロナに言及したのは亡くなる数年前。面会したブルガリアの体操指導者ネシュカ・ステファノバ・ロベバ氏(73)は、SNSで「亡くなる数年前、彼女と会ったとき、『ネシュカ、コロナが私たちの至るところにある』と話してい