連載:時の音 投稿日 2022-07-01 Author 松本 雅延 ART 観察する 森山大道が「ライフワークでありライフラインだ」と言う私家版写真誌「記録」。その意味するところ、また写真について森山本人に話を聞いた。 その時々だからこそ生まれ、同時に時代を超えて愛される価値観がある。本連載「時の音」では、そんな価値観を発信する人達に今までの活動を振り返りつつ、未来を見据えて話をしてもらう。 今回、登場するのは写真家の森山大道。コンパクトカメラを片手に路上を歩きながら撮影するスナップショットの世界的大家だ。「歩く、見る、撮る。ただそれだけ」と自身の仕事を語るが、その1歩から始まる1ショットがいつも世界をしびれさせてきた。 そんな森山が「これがあるから1歩が踏み出せる。電気やガスと同じライフラインのようなもの」と形容するのが1972年に始めた私家版写真誌「記録」である。1973年にオイルシ
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