HTTPS通信(SSL/TLS暗号化通信)の流れ まずは、実際にNginxでどのような流れでHTTPS通信が行われるかを説明します。 クライアント・サーバ間のHTTPS通信(SSL/TLS暗号化通信)は以下の流れで行われます。 クライアントがサーバに対してHTTPSでリクエストを送る サーバは公開鍵付きの証明書をクライアントに送付する(秘密鍵と違い、公開鍵は全世界にばら撒いて問題ない) クライアント側で生成した共通鍵を、公開鍵を使って暗号化する 暗号化した共通鍵をサーバに送付する 暗号化された共通鍵を秘密鍵で復号する クライアント・サーバ共に共通鍵を持っている状態となったので、共通鍵を使ったクライアント・サーバ間での暗号化通信が可能となる Dockerを使ってローカルに立てたNginxでHTTPS通信する方法 HTTPS通信の流れが分かったところで、具体的にローカルにDockerで立てたN
こんにちは、タカフです。 Dockerでローカルマシンに開発環境を構築する時の悩み・やりたいことって色々ありますよね。 例えば僕の場合はこんな感じです。 コマンド一発でローカルマシンにLAMP開発環境を作りたい おなじみのポート番号アクセスはやめてドメインアクセスにしたい ローカル開発環境とてSSLで開発を進めたい DocumentRootはプロジェクト配下のサブディレクトリ(public/htdocs等)にしたい PHPのXdebugは使えるようにしたい(もちろんWebもCliも) MySQLのDBデータはホスト側にもって永続化させたい といったところでしょうか。 もしあなたがDockerでLinux・Apache・PHP・MySQL開発環境を作るにあたって、この中に該当するものがあったなら本記事の内容はお役に立てるかもしれません。 今回全て解決して、その構築方法を記しました。 コマンド
あるいは私たちがPKIについて説明し続けなければいけない理由 Web屋のなくならない仕事の一つに「SSL証明書とPKIについて説明する」というのがある。 世の中のサイトはだいたいhttps://というアドレスでつながるように出来ていて、httpsでつながるということは何らかのSSL/TLS証明書が必要だということだ。(さもなければchromeがユーザーに不吉な警告を発することになる) 証明書が必要になる度、同じ質問が繰り返される。「なんか全部値段が違うけど、どの証明書(ブランド)がいいの?」と。そして私たちは毎回困ってしまう。 エンドユーザーの立場で言えば、証明書が有効でありさえすれば、無料のLet's Encryptでも21万円するDigiCertグローバル・サーバID EVでも、Webサイトの利便性は何も変わらない。私たちWeb制作業者の立場でも、代理店契約でもしない限り、証明書そのも
開発用サーバで自己証明のSSLを使っている場合など、Chromeでは必ず警告画面が表示されて鬱陶しいので、スキップする方法を調べてみました。 Macの場合ですので、Windowsは手順が異なるかと思います。 下記画面ですね。 通常は、「詳細設定」リンクから、さらに「***にアクセスする(安全ではありません)」をクリックして進むのですが、毎度のことになると鬱陶しい。 1.まずは、URL欄の鍵アイコンをクリックします。 すると、真ん中あたりに「証明書情報」リンクがあるので、クリック。 2.証明書情報が表示されるので、黄色い証明書のアイコンをドラッグしてデスクトップあたりにDLします。 3.ダウンロードした証明書をダブルクリックすると、キーチェーンアクセスが起動して承認を求められるので、「常に信頼」をクリック。 4.「ルート証明書」の場合はこれでOKですが、「自己署名ルート証明書」とかになってる
さくらのレンタルサーバなら簡単設定! 無料SSLサーバー証明書 Let's Encryptとは? 簡単設定 無料 即日発行 自動更新 セキュアなウェブを実現するための無料SSLサーバー証明書 Let's Encrypt(レッツエンクリプト)は独自ドメインがあれば誰でも発行できる無料のSSLサーバー証明書です。発行スピードも早く「さくらのレンタルサーバ」のコントロールパネルからボタンワンクリックで簡単に設定できます。即日発行で自動更新と面倒な作業は一切必要ありません。また有料の証明書と暗号化強度において違いはありませんので安心してお使いいただけます。 ※さくらのVPS、さくらのクラウドでも無料、即日発行にてLet's Encryptをお使いいただけます。さくらのクラウドはスタートアップスクリプトを提供中です。 企業サイト、ECサイトなどはこちらの証明書もおすすめです。 レンタルサーバ無料SS
今回は、CDNでWordPressを安全にHTTPS(SSL)化する方法をご紹介します。 通常のWEBサーバーのみの環境ではそれほど難しくないHTTPS化もCDNやロードバランサー(ELB等)と連携して利用しようとすると、リダイレクトループなどでトラブルになる可能性があるため、この機会にポイントを押えておきましょう。 HTTPS(SSL)するパターン新規サイト立ち上げ時にHTTPSにする場合開発段階でこれからWordPressでコンテンツ作成していく!という場合WEBサーバー側の設定とWordPress側のURLの設定を正しく行えば問題ありません。 WEBサーバー側のSSL設定まずはWEBサーバー(ApacheやNginx)でSSLの設定を行う必要があります。SSL証明書と秘密鍵をApacheやNginxのコンフィグで適切に読み込めるように設定しましょう。 Root権限がないホスティングサ
Googleが検索順位でSSLサイトを優遇することを発表したのが去年のこと。現在では新規にサイトを構築するにあたってSSLから始めることは多いだろうが、既存サイトではなかなかSSLに移行できていないところも多いのではないだろうか。 ある程度ビジネスとしてうまく成り立っているサイトでSSLを購入することは大した額ではないが、レンタルサーバーで細々とサイトを運営しているところはそうもいかない場合も多い。 そこで、月額500円のさくらインターネットレンタルサーバーで無料SSLを導入する方法を説明しよう。 無料SSL化の基礎知識 さくらレンタルサーバーのSSL構成 まず最初にさくらインターネットのレンタルサーバーについて紹介しよう。さくらレンタルサーバーでWordPressを動作させるには515円のスタンダードプランが必要である。おそらく日本国内のレンタルサーバーとしては最安の価格帯に属する。 さ
Webサイトの暗号化(SSL化、HTTPS対応)はこれまでEコマースやプライバシを守る目的で部分的に導入されてきたが、SHA1からSHA2への切り替え、モバイル端末の普及やHTTP/2の登場によって、サイト全体を常にHTTPS通信にする常時SSL化の動きが活発になっている。さらにSSLサーバー証明書を無償で入手可能なLet’s Encryptのサービス開始や主要なWebサーバーソフトウェアの安定版でHTTP/2が利用できるようになったことでその動きは加速している。本稿ではSSL化を取り巻く最近の状況を整理し、NginxとLet’s EncryptによるHTTP/2&SSL化の実装例も紹介していく。 これまで証明書の無償入手は限定的 HTTPSのWebサイトを運用するには通常、商用の認証局にSSLサーバー証明書の発行を申し込み、必ず費用が発生するものだった。一部限定した目的では無償で利用でき
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 電子フロンティア財団(EFF)は米国時間12月2日、無料で利用できるサーバ証明書発行サービス「Let's Encrypt」がパブリックベータになったことを発表した。 Let’s Encryptは、Webの暗号化を進めるEFFの長期プロジェクト「Encrypt the Web」の下で始まった。Internet Security Research Group(ISRG)が運営しており、EFF、Mozilla、ミシガン大学、Cisco Systems、Akamai TechnologiesなどがISRGのスポンサーとして支援している。HTTPの暗号化通信に必要なサーバ証明書を発行する認証局(CA)の利用にあたって費用と複雑さの2つが課題になっ
Googleが「HTTPS everywhere」を提唱していることなどが影響して、HTTPSで通信できるようにWebサイト全体を独自ドメインに対してSSL/TLSによる暗号化を行い、運用をスタートしている様子がちらほら私の周りには増えてきました。 Google ではさらにもう一歩踏み込んで、数か月前の Google I/O では、「HTTPS everywhere」をウェブで提唱しました。 ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。 (Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用しますより) 私はしばらく動向を伺っていましたが「Webサイト全体をHTTPSへ切り替える流れは今後はより加速すると考えてもいい」と判断をし、このブログも全体をHTT
スマートフォンやhtml5+CSS3など新技術に四苦八苦。jQuery、AjaxなどJavaScriptも難しいですね。そんなWebに悩む人のネタ帳です。 WordPressを常時SSL対応させます。 先日、GoogleがSEOの観点でSSLを導入したページを優遇することを発表しました。 ただ、明確な効果があるほど重点はおいていないともいわれていますが、特に大きな弊害もないので、全コンテンツSSL化を実施してみます。 WordPressのSSL化については「お問い合わせフォームのみSSL化する」や「管理画面のみSSL化する」のは難しいといった話題がよく聞かれます。 そこで、今回はシンプルにオープンなコンテンツも含め「常時SSL化」します。 設定変更 WordPressの管理画面にログインします。 メニュー「設定」⇒「一般」を開き、以下の「http://~」となっている項目を「https:/
はい、こんばんは。 はるかです。 前回、 さくらSNI 独自SSLでドメイン全体をHTTPS化するという 記事を書きました。 この方式は、サーバ環境変数に強制的に数値を代入して 騙しながら動かすというものでした。 【2018年3月追記】 さくらインターネットがリバースプロキシの仕様変更を実施しました。 そのため、特別な環境変数を読み込まなくても、htaccessでのHTTPSの判断ができるようになりました。 htaccessでのHTTPS/HTTPの判断は、従来通り「X-Sakura-Forwarded-For」を使用しても可能です。 特に変更する必要はありませんが、wp-configに環境変数を設定したりする行為は不要ですので、もし実施されている方は設定を見直してください。 なお、さくらが仕様変更した項目は次の通りです。 リダイレクトが繰り返し行われましたと表示される対応について これで
photo credit: https via photopin (license) 前提 すでにRapid SSLの証明書をさくらインターネットのコントロールパネルからインストールしているものとします。適当にググってください。僕はwww付きのドメインで設定しました。例としてwww.yourdomain.comとしておきます。 WordPressをメンテナンスモードにしよう 作業途中を見られるのは恥ずかしいですからね。WordPressのメンテナンスモードを利用しましょう。なお、メンテナンスモードにしてくれるプラグインはもう定番ですね。適当にメンテされているものを利用しましょう。大体、同じ機能なので説明は割愛。 WordPress > Search for maintenance - WordPress Plugins WordPressの設定変更 WordPressの管理画面の設定→一
httpにアクセスがあった場合httpsにリダイレクトをかけたいのですがどうもループになってしまいます。 htaccessに <IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine on RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L] </IfModule> # BEGIN WordPress <IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteBase / RewriteRule ^index\.php$ – [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /index.
1. SSL/TLSの基礎と最新動向 セキュリティキャンプ 2015 2015年8月12日 IIJ 大津 繁樹 更新版資料の置場 http://goo.gl/cX1M17 Github Repo: https://goo.gl/vRLzrj 2. 自己紹介 • 大津 繁樹 • 株式会社 インターネットイニシアティブ • プロダクト本部 アプリケーション開発部サービス開発2課 • NodeJS Technical Committee メンバー • (主にTLS/CRYPTO/OpenSSLバインディングを担当) • IETF httpbis WG で HTTP/2相互接続試験等仕様策定に参画。 • ブログ: http://d.hatena.ne.jp/jovi0608/ 3. はじめに • TLS(Transport Layer Security)の仕組みについて学んでいただき ます。 •
2017/7/23 追記 さくらインターネットが、WordPress常時SSL化プラグインの提供を開始しました。さくらのレンタルサーバでHTTPSな独自ドメインのWordpressサイトを構築する場合は、こちらのプラグインを使用することをおすすめします。 https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000047641 はじめに さくらのレンタルサーバ(共有サーバ)でHTTPS(SNI SSL)な独自ドメインのWordpressサイトを構築する際の注意点についてまとめました。 まず、2015/2/4より、共有サーバでの独自SSL(SNI SSL)が利用可能となりました。 「さくらのレンタルサーバ」独自SSL機能拡充(SNI SSL提供開始)のお知らせ 独自SSL IPアドレスベース/SNI SSL(ネームベース) SNI(ネームベース)のSSLであ
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