強大な軍事力を誇った初期イスラム帝国の名だたる武将たち イスラム帝国は630年にメッカを征服。預言者ムハンマドが亡くなって以降も軍事力で拡大を続け、70〜80年たらずで西はイベリア半島、東はインダス川まで手中にしました。 その爆発的な拡大を担ったのが、有能な武将たちでした。 日本人が織田信長や武田信玄の活躍を小説や映画でたびたび見るように、アラブ圏の子どもたちは、イスラムの武将たちの活躍ストーリーに親しんでいます。 今回は、日本では彼らの活躍はあまり学ぶ機会のないイスラムの武将たちの紹介です。 1. ハーリド・イブン・アル=ワリード(585-642) 「アラーの剣」と称されたイスラム帝国No.1の将軍 ハーリド・イブン・アル=ワリードは初期イスラム軍の最も重要な将軍で、ペルシア帝国や東ローマ帝国と戦いメソポタミアとシリアを征服した男です。 彼はもともとは預言者ムハンマド率いるイスラム軍を討
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