▼編集後記: この原稿はほぼ一年ぶりに国際会議のためにやってきたサンフランシスコで、時差のかなたから書いています。 ときとしてこのように海外にきて、一流の研究者の発表を聞きながら自分の仕事を見つめ直すのは自分の仕事のチューニングになって実に刺激的です。 ただ、ワインとアメリカンフードの食べ過ぎに気を付けないと、来た時よりもシャツの下に新たな荷物を抱え込むことになりそうで要注意です。
2010年も、はや1ヶ月が経過しました。「今年こそ早起きするぞ!」と誓い、早起きをはじめた方の中から、「そろそろ辛くなってきた…」という声が聞こえそうです。 ましてや2月は1年で一番寒い時期。普段4時起きの私でも、暖かいベッドの中が恋しくなり、なかなか起き上がれない時もあります。 (ツイッターをされている方ならご存じかもしれませんが、たまーにツイッターで「あまりにも寒くてベッドから出られなくてゴジラー(=5時台起床)」とつぶやくことも…) 私の場合、そんな時でも必要以上に落ち込むことはありませんし、早起きできなかったからといってヤケになることもなく、続けることができています。 「あなたは早起きがすでに習慣化している人だから当たり前でしょ」と言われればそれまでです。とはいえ、早起きを最近始めた人の中にも、早起きできない朝があっても、また次の日からはきちんといつものペースで早起きを続けられる人
原書に「The Story of Sucess」という副題がついている本書は、けっして「成功するために何をすればいいのか」を教えてくれる本ではありません。むしろ、「成功」とは個人の才能や行動が生み出すのではなく、社会として私たちが醸成しているものなのだということが描かれています。 天才とうたわれた人、天才的な頭脳を持ちながら無為の人生を生きている人、時代の歯車に押しつぶされて成功できなかった人、あるいはタイミングと才覚のすべてがそろって素晴らしい成功をつかんだ人、文化に縛られた行動しかできなかった人々、それから解き放たれた人々。これらの人々に対する考察を通して、著者は私たちが「成功」という言葉に対して持っているイメージを完全に反転してのけます。 私はいまこの本を4度目の再読中(正確にはオーディオブックで聞いてるところ)ですが、自己啓発書でも、ハウツー本でもない、深い読後感をもたらすこの本は
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