米伊3カ所で重力波観測=ブラックホール合体、場所特定 米伊の観測装置で8月に検出した重力波の発生場所(写真上、星座図中央の緑色部分。バーゴ研究チーム提供)とブラックホール同士の合体による重力波放出の想像図(同下。マックスプランク研究所など提供) ブラックホール同士の合体で放出された重力波が8月、米国2カ所とイタリアでほぼ同時に検出された。イタリア・ピサ近くにある観測装置「Virgo(バーゴ)」での検出は初めて。計3カ所で観測できたため、発生場所は南半球で見えるとけい(時計)座付近、約18億光年先と突き止められた。 〔写真特集〕「重力波」の観測 バーゴと米国の観測装置「LIGO(ライゴ)」の研究チームが28日までに発表した。アインシュタインが約100年前に予言した重力波は2015年9月、米ワシントン州とルイジアナ州にあるライゴの観測装置で初めて検出。同12月と今年1月にも検出され、今回で4例