ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (6)

  • 低学歴者の逆襲(又はピケティ再訪) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今回のアメリカ大統領選結果を見て、改めてピケティが語っていた「どの国も右派は低学歴、左派は高学歴に移行してしまいました」という呪いの言葉の意味深さを噛み締めている人も多いのではないでしょうか。なおこの論文の趣旨はその後大著『資とイデオロギー』に盛り込まれています。 以下、3年前のエントリの再掲です。 バラモン左翼と商売右翼への70年 トマ・ピケティの「バラモン左翼」は、私が紹介したころはあまり人口に膾炙していませんでしたが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-83eb.html(バラモン左翼@トマ・ピケティ) 21世紀の資で日でも売れっ子になったトマ・ピケティのひと月ほど前の論文のタイトルが「Brahmin Left vs Merchant Right」。「バラモン左翼対商人右翼」ということですが、この「バラ

    低学歴者の逆襲(又はピケティ再訪) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2024/11/08
    貧乏で高学歴な左翼、というのは容易にイメージできるんだけれども、低学歴で裕福な右翼がイメージできないのよな。 目につく右翼はみな勝ち組で高学歴高収入だし、糞ネット右翼も低学歴には思えない文章書くし。
  • 結社/経営体としての日本共産党 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例の働き方改革の時に「ごはん論法」という名文句を案出し、左派関係者の間でミームとして一気に広がったことで我々労働関係者の間でも記憶されている神谷貴行(紙屋高雪)さんが、日共産党を除籍・解雇されたとブログで書かれています。 日共産党を除籍・解雇されました 神谷さんを除籍・解雇した日共産党の言い分が正しいのか、それとも神谷さんの言い分が正しいのか、といったことについてはここでは一切論じるつもりはありません。気分的には神谷さんに同情的ではありますが、ここで取り上げるのはそういうことではなく、「除籍・解雇」と異なる二つの概念が中ぽつでつなげて書かれていることに興味を惹かれたからです。 神谷さん自身はこう書かれています。 私・神谷貴行は、2024年8月6日付で日共産党から除籍されました。 また、日(2024年8月16日)付で日共産党福岡県委員会から解雇されました。 これらについてはいずれ

    結社/経営体としての日本共産党 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2024/08/17
    「党の構成員相互は、真に自由、平等な人格を基盤とする同志的な結合関係にあり、支配と被支配、搾取と被搾取、雇用と被雇用といつた、根本的に利害の相対立する関係は存在しない」 この建前の恐ろしさよね。
  • 大塚久雄とナチスとユダヤ人 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    大塚久雄といえば、戦後日の進歩的文化人の代表格で、西洋経済史の権威で、日の封建性を口を極めて批判した人として知られていますが、その彼が戦時中に極めて反ユダヤ的な言辞を弄していたことは、中野敏男が暴露するまで知られていませんでした。 このことを詳細に検証したのが恒木健太郎の『「思想」としての大塚史学』です。 それは1943年に『経済学論集』に掲載された「マックス・ウェーバーと資主義の精神-近代社会における経済倫理と近代工業力」の一節で、 ユダヤ人のうちに、かの「寄生的」(非生産力的)な営利「慾」が純粋培養に近い姿で見出されることは、ヒットラーを待つまでもなく、すでにウェーバーが、むしろ彼こそが、強調してやまなかったところである。 と、露骨にナチス賛美、ユダヤ人排撃をあらわにしていますが、戦後こういう表現はすべて温和化されて繰り返し刊行され、戦後日における経済史学の中心に居続けました。

    大塚久雄とナチスとユダヤ人 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2023/07/21
    「真の問題は、そうとは見えない反ユダヤ的経済思想がいかにも正義の論であるかのような形で忍び込んでくること」 そうかもなあ。
  • サヨクとウヨクのウクライナジレンマ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    我が国が東洋平和のためにこんなに一生懸命してやってるのに、鬼畜米英なんかとつるんで敵対しやがってふざけるな、暴支膺懲だ! という実にいい実例があるにもかかわらず、誰もウクライナ戦争にそれを持ち出そうとしないのは何故か? 中国側の理由は簡単で、習近平がそれを許さないから。内心、プーチンの理屈は大日帝国と同じやないかと思っている中国人は少なくないと思うが、習近平の世界戦略に反するので、そんなことを匂わせることも許されない。それはよく分かる。 では何故言論が自由な日でそういう議論がほとんど出てこないのか、といえば、サヨクな人々にとってもウヨクな人々にとっても、それが都合が悪いからだろう。 アメリカ帝国主義がこの世の全ての悪の根源であり、それに抵抗する勢力は何をやらかそうが正義の側に位置するという信念を、かつての平和勢力であった共産圏がほぼ崩壊した後も心の奥底に守り続けてきたサヨクな人々にとっ

    サヨクとウヨクのウクライナジレンマ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2023/03/29
    右翼に関してはウクライナがプーチンを日帝になぞらえた事に抗議して取り下げさせてたから当てはまる例があったが、プーチンが反米だから支持している左翼ってどれだけの割合かね? 橋下氏も宗男ちゃんも左翼か?
  • ナチス「逆張り」論の陥穽 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日の朝日新聞の15面に、「逆張りの引力」という耕論で3人が登場し、そのうち田野大輔さんが「ナチスは良いこともした」という逆張り論を批判しています。 https://www.asahi.com/articles/ASQ5S4HFPQ5SUPQJ001.html 私が専門とするナチズムの領域には、「ナチスは良いこともした」という逆張りがかねてより存在します。絶対悪とされるナチスを、なぜそんな風に言うのか。私はそこに、ナチスへの関心とは別の、いくつかの欲求があると感じています。 ナチスを肯定的に評価する言動の多くは、「アウトバーンの建設で失業を解消した」といった経済政策を中心にしたもので、書籍も出版されています。研究者の世界ではすでに否定されている見方で、著者は歴史やナチズムの専門家ではありません。かつては一部の「トンデモ」に限られていましたが、今はSNSで広く可視化されるようになっています

    ナチス「逆張り」論の陥穽 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2022/05/30
    田野先生やこなたま氏「ナチは絶対悪」式の雑な批判してない。「良いこともした」と主張するナチ支持者に、その「良いこと」を個別・具体的に「良くなかった!」と解説してる。 むしろ雑なのはこの文章の方だろう
  • ノーベル経済学賞のニュースに合わせて「クルーグマン on 最低賃金」(再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ノーベル経済学賞をカード氏らが受賞したというニュースをみて、そういえばブログで彼の最低賃金に関する研究に言及したことがあったよな、と検索してみたら、こういうのが出てきました。せっかくなので再掲しておきます。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/on-da7a.html 別段目新しい話でもありませんが、ネット上で威勢の良い特殊日的な「りふれは」(「リフレ派」ではなく)には最低賃金を目の敵にして、雇用を失わせるに決まっているという方々が多数いることもあり、そういう彼らがなぜか(自分らの政治的立場とは異なるにもかかわらず)引用したがるポール・クルーグマンの昨日のコラム「Liberals and Wages」から、最低賃金に言及した部分を引いておきます。全然目新しい話ではありません。 http://www.nytimes.com/

    ノーベル経済学賞のニュースに合わせて「クルーグマン on 最低賃金」(再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2021/10/19
    「カードとクルーガーの研究まで、多くの経済学者たちは-僕自身も含めて-最低賃金を引き上げたりしたら雇用に明らかなマイナスの影響を与えると思い込んでいた」 これ二十年前の研究だったのか。
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