ブックマーク / wezz-y.com (5)

  • 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー

    2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入

    「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2023/12/30
    もっともらしく語られる俗論を一刀両断する学究の文章は面白いので好きだ。
  • 日本人がなぜ黒人アリエルに「ノー」と言う?~『リトル・マーメイド』をめぐる3度目の紛糾 - wezzy|ウェジー

    「黒人の人魚」がまたも紛糾している。3月12日のアカデミー賞にディズニーの実写版『リトル・マーメイド』の主役であるアリエル役のR&Bシンガー、ハリー・ベイリーが登場し、同作の予告編を上映したのだ。 黒人アリエルの是非については、2019年のキャスト発表時と、コロナ禍による制作延期を経て昨年9月にハリー・ベイリー演じるアリエルのお披露目とも言える歌唱シーンの予告編が発表された際の2度、SNSで激しい議論が起こった。 昨年は予告編を見て目を輝かせる黒人の子供たちの映像がSNSに溢れ、同時に「原作に忠実」なキャストを望むファンからの批判が噴出した。その批判に対して「ディズニーの『オリジナル』も、そもそもはグリム童話『人魚姫』の改作ではないか」などの反論が出た。この経緯については以下2の記事の詳細を書いた。 稿では、主に日での「原作に忠実なキャストを望む」声について考えてみたい。なお、アカデ

    日本人がなぜ黒人アリエルに「ノー」と言う?~『リトル・マーメイド』をめぐる3度目の紛糾 - wezzy|ウェジー
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2023/03/26
    総体的にはあまり異論がないが「キャラクター創作は実存の人間を単純化して描写する作業だが…」からの一節はあまりにも酷い文章だ。
  • 解釈、誤解、魔改造~さまざまな作品に影響を与えてきた『ピグマリオン』の変身 - wezzy|ウェジー

    2021.10.16 11:00 解釈、誤解、魔改造~さまざまな作品に影響を与えてきた『ピグマリオン』の変身 オードリー・ヘプバーン主演の映画『マイ・フェア・レディ』(1964)はロマンティックで楽しい作品として世界的に人気があります。1956年初演で映画の原作となった同名の舞台ミュージカルも頻繁に再演されていて、今年の11月に日でも再演される予定です。 アラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウによるミュージカル『マイ・フェア・レディ』の原作は、アイルランドの劇作家ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』(1913年初演)なのですが、舞台芸術史上でも屈指の誤解や魔改造を経験している作品と言えます。 『ピグマリオン』じたいがもともといろんなお話を取り込んで作られている上、ミュージカルの『マイ・フェア・レディ』は『ピグマリオン』とけっこう違うお話です。さらに『マイ・フェア・レデ

    解釈、誤解、魔改造~さまざまな作品に影響を与えてきた『ピグマリオン』の変身 - wezzy|ウェジー
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    minamihiroharu 2021/10/17
    一種の原作レイプである「マイ・フェア・レディ」は「インテリが王子役のシンデレラ」って構造で、そうでないとカネにならなかった時代が確かにあり、今でもその流れは残っているけど時代は確かに変わってきたわな。
  • 全裸の女性を男性ブロックで晒し者にした東京入管。収容施設に蔓延する非人道的行為を告発する @morimasakosangi - wezzy|ウェジー

    2020.08.18 07:00 全裸の女性を男性ブロックで晒し者にした東京入管。収容施設に蔓延する非人道的行為を告発する 2020年4月25日、港区にある東京入管の収容施設内で、アフリカ出身の被収容者の女性が下着姿で懲罰房まで連行されるという非常に衝撃的な事件が起こった。 事の発端は、長期収容に憤りを感じた被収容者の女性たちがフリータイム後も部屋に戻らず、職員との話し合いを求めたことだった。 その結果、女性たちは盾を持った多くの男性職員たちに暴力的に制圧される。怪我をした人や、前述したアフリカ人女性のように辱めを受ける者も出た。 この件は大きな問題となり、野党議員の呼びかけで「難民問題に関する議員懇談会」が発足。5月27日には、出入国在留管理庁ヒアリングが国会内で開かれた。しかし、法務省の役人たちは真摯な対応をせず、事件に関する説明責任も果たそうとしない。 被収容者の女性を全裸のまま男性

    全裸の女性を男性ブロックで晒し者にした東京入管。収容施設に蔓延する非人道的行為を告発する @morimasakosangi - wezzy|ウェジー
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2020/08/18
    吉村昭の小説やエッセイなどで、刑務所に勤務する刑務官の職業意識、矜持の高さを称揚する文章をいくつか読んでそういう物だと思っていたのだけれど、綿密な取材で知られる氏も常に正しい訳ではない様である。
  • 『日本沈没2020』への酷評は妥当なのか 排外的な“日本スゴイ”への風刺を読み解く - wezzy|ウェジー

    人気アニメーション監督・湯浅政明が、『DEVILMAN crybaby』に次いでNetflixで発表した、全10話のアニメシリーズ『日沈没2020』。永井豪の漫画『デビルマン』同様に名作として知られる、SF小説界の巨匠である小松左京の代表作を基に、2020年、突然の大地震に襲われた日で、都内在住のある家族たちが次々に生存の危機に瀕する様をオリジナルストーリーで描いていく人間ドラマだ。 原作小説のようなポリティカルサスペンスの要素が強い物語ではなく、一般市民の家族たちの目線から、日が沈没するという大災害を描くのが作の特徴。スケールの大きな題材と、過激な表現が可能なNetflixでの発表だけに話題を集めていた。しかし公開後、一部でかなり激烈な酷評や、反発を受けたことでも話題を呼び、賛否が分かれる作品ともなっている。 シリーズ『日沈没2020』は、果たしてそこまで酷評されるほどの問題

    『日本沈没2020』への酷評は妥当なのか 排外的な“日本スゴイ”への風刺を読み解く - wezzy|ウェジー
    minamihiroharu
    minamihiroharu 2020/08/03
    「ニホンスゴイに対するアンチテーゼ提示・批判」をするための脚本・作品作りになっているのだから、そこを読み取って評価すべき、って話だけど「だからこそこんな駄目な作品になった」と読む他ないねえ。
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