アランフェス交響曲は3楽章からなるギター協奏曲ですが、 ギターという楽器の音量とオーケストラの音量があまりにも違うために 演奏する際はオーケストラの音量を抑えたり、ギターの音をアンプで増幅したりと困難を伴います。 作曲当時の大ギタリストアンドレス・セゴビアは、 アランフェス交響曲を献呈されなかったことにご機嫌斜めで、 生涯演奏しなかったというウワサがあります。 本当の理由はオケとギターのバランスが悪かったことにあったのかもしれません。 その後、ナルシソ・イエペスが演奏して大人気になりました。 アランフェスは世界遺産(文化遺産)にもなっているスペインの故都です。 アランフェス王宮 タホ川から見たアランフェス王宮 新婚旅行で訪れたアランフェスに思い入れのあるロドリーゴは、 スペイン内戦で痛めつけられたアランフェスを想い、 平和への願いを込めてアランフェス協奏曲を書いたといわれています。 特に第