米インターネット検索大手のグーグルは20日、同社が提供する検索サービスの結果などに対し、昨年下半期に各国政府から特定の内容を削除するよう求められた「検閲」の件数を公表した。 日本による「検閲」は10件未満、個人情報の提供要請は44件で、ネット利用者が多い割には下位となった。グーグルが当局による検閲などを問題視し、ネット検索サービスの本土からの撤退を決めた中国については非公表。 最も「検閲」が多かったのはブラジルで、291件。個人情報の提供要請も3663件でトップだった。2位以下はドイツ(188件)、インド(142件)、米国(123件)の順。個人情報は米国(3580件)、英国(1166件)、インド(1061件)が続いた。各国の件数は、グーグルが開設したサイトで確認できる。アドレスはhttp://www.google.com/governmentrequests/