マルクス主義と基本的人権 1959年から二年間アメリカ留学 行政法 デモ行進は表現の自由の一形態 検閲 憲法を生きる 作者:奥平 康弘メディア: 単行本 マルクス主義と基本的人権 [著者は1950年東大入学]ぼくが法律学の勉強を始めた頃(略)マルキシズムからみると、基本的人権なんて、ブルジョア民主主義的なカテゴリーで、そんなのじゃ駄目だ、という話になっちゃうんだよね。日本共産党も含めた左翼の連中は、普遍的な、ある種、自然法的な基本的人権というコンセプトを、「そんなのはブルジョア国家の、いわば見せかけだよ」という式で受け止めてきた。そのことを、戦前の治安維持法の勉強をするときに、改めて感じました。立論が全然違うわけですよ。日本国憲法が制定されたのだから、議論の「建て替え」があってもよさそうなものだけど、そういうレベルでの建て替えはしないわけでしょう。 人権なんてブルジョア的で、インチキで、い
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