【写真】その他の写真を見る 審査委員長を務めた女優ケイト・ブランシェットは「この作品は演技、監督、撮影など総合的にすばらしかった。選ぶにあたって気に入っていた作品を落とさないといけないのはつらかったし、難しかったけど最終的に私たちは意見が合致したの。『万引き家族』はとにかく素晴らしかった」と称賛。 審査員のドゥニ・ヴィルヌーブ監督も「この作品は私たちに深い感動を与えてくれました。とにかく恋に落ちてしまった。上品で素晴らしくとても深い。魂をわしづかみにされた」とべた褒めした。 こうした賛辞を受けて会見に臨んだ是枝監督の記者会見および囲み取材の一問一答は以下のとおり。 ◆公式記者会見 ――カンヌでの3度の受賞の後ですが、『三度目の殺人』のような他のジャンルも挑戦していくのですか? 【是枝監督】今回の作品のカンヌでの認知と受賞によって、「家族」ドラマの作家だという風な捉え方がまたますます強くなっ